声でランニングを励ましてくれる新機能
アップル、「watchOS 26」発表。新ジェスチャー“手首フリック”、ワークアウトアプリも強化

アップルは、同社Apple Watch向けOSの最新バージョン「watchOS 26」を発表。今年の秋に、無料のソフトウェアアップデートとしてSeries 6以降、Apple Watch SE(第2世代)、すべてのApple Watch Ultraモデルを対象に展開する。パブリックベータ版は来月を予定している。
watchOS 26では、新たなデザイン言語である「Liquid Glass」によってUIを刷新。新たなジェスチャーとして「手首フリック」が追加されるほか、メモアプリをApple Watchで利用できるようになる。また、スマートスタックの予測精度が向上し、たとえばジムに到着するとワークアウトのウィジェットが表示されるように。周囲のノイズを読み取り、通知や着信の音量を自動調節する機能も追加される。

ワークアウトアプリが強化され、レイアウトも一新。カスタムワークアウトやレースコースなどにワンタップでアクセスして、ワークアウトを作成したり、お気に入りのルートで前回のタイムや自己ベストに簡単に挑めるようになったとしている。

新機能としてワークアウトアプリに「Workout Buddy」を搭載。これはワークアウトに蓄積されたデータをApple Intelligenceが分析し、効率的なアドバイスや励ましなどを行うというもの。たとえば「素晴らしい!今週2度目のランニングですね」「今年走った距離が100マイルに達しました。この調子で続けましょう!」といった内容が、Fitness+トレーナーの音声データを使った合成音声モデルの声で届けられる。なおこの機能は、人気のワークアウトで英語から展開するとしている。
ほか、ワークアウトアプリにはメディア機能も組み込まれ、実行中のワークアウトとユーザーの好みに合わせて、Apple Musicが最適なプレイリストを選んでくれる機能を搭載。なお音楽は、プレイリストやポッドキャストの提案から選ぶことも可能。
- Source: Apple