「画面を上にすると見えない」をどう克服するのか

Nothing初の本格フラグシップスマホ「Phone(3)」7月2日深夜に発表。背面ライトを刷新か

多根清史

Image:Mr.MiklaShutterstock.com

英Nothingは、次期スマートフォン「Phone(3)」を2025年7月1日18時(英国時間、日本時間では7月2日午前2時)に正式発表するとアナウンスした。現時点では詳細は明らかにされていないが、背面ライトの仕様が従来から変更されることを示唆している。

X(旧Twitter)に投稿された短い動画には、端末本体は映っていないものの、ドットマトリックス風のライトが数字や記号を表示する様子が確認できる。Nothingは先週、従来モデルで採用していた背面LEDインターフェース「Glyph Interface」を廃止すると発表しており、今回の新たなライト表示がその代替となる可能性が高い。

表示パターンから推測するに、Phone(3)の背面に採用される新型ライトの形状は長方形あるいは半楕円形のようだ。Glyph Interfaceは発表当初こそ話題を集めたが、背面を上にして置いたときしか視認できないという実用上の制約があった。Nothingがその点をどう克服してくるのか、興味深いところだ。

Nothingのカール・ペイCEOは、Phone(3)を同社初の「本格的なフラグシップスマートフォン」と位置づけており、価格は約800ポンド(約1,000ドル)になると述べていた。これは、米国で599ドルだった前モデル「Phone(2)」に比べ、大幅な価格上昇となる。

ただし最近のリーク情報によれば、Phone(3)の価格は以下のように2モデル構成で設定される見通しである

  • 12GB RAM + 256GBストレージモデル:799ドル
  • 16GB RAM + 512GBストレージモデル:899ドル

また、インドのスマートフォン情報サイトSmartPrixの報道によれば、Phone(3)の予想スペックは以下の通りである。

プロセッサ

  • Snapdragon 8 Gen 3
  • またはSnapdragon 8 Elite
  • またはSnapdragon 8s Gen 4(いずれかを搭載予定)

ディスプレイ

  • 6.77インチ LTPO AMOLED

カメラ

  • トリプル構成
  • メインカメラは50MP
  • ペリスコープ望遠レンズの可能性あり

バッテリー

  • 5,000mAh以上
  • 100W有線急速充電
  • 50Wワイヤレス急速充電対応

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