動画に映っているものを検索できる

YouTubeショートでGoogleレンズが使用可能に。今後数週間でベータ版を展開

Munenori Taniguchi

Image:ArthurStock/Shutterstock.com

YouTubeは、ショート動画内で今後数週間のうちにGoogleレンズを使えるようにすると発表した。この機能はベータ版としての提供だが、すべてのユーザーに展開するとのこと。

Googleレンズはカメラで写した「もの」に関する情報を、AIを使って検索する機能。Googleの説明では「訪れたい場所で撮影された短編映画を視聴しているとき、ランドマークを選択してその場所を特定し、その目的地の文化や歴史について詳しく知ることができます」とされている。

YouTubeはこれをショート動画機能に統合することで、ビジュアル検索機能の強化と、ユーザーが直感的かつインタラクティブな方法でコンテンツを発見、検索する手段をさらに増やしていくと述べている。

ショート動画でこの機能を使うには、動画を一時停止した状態で画面上部のメニューからレンズに関する選択項目を選ぶ。そして画面内の検索したいものをハイライトやタップで指定することで、Googleレンズがショート動画に一致する画像と検索結果を重ねて表示する。

なお、YouTubeショッピングのアフィリエイトリンクや、有料商品プロモーションを含むショート動画ではGoogleレンズを利用できない。

この機能はiOSおよびAndroidアプリへの提供となる。Googleによると、ベータ版は「今週からすべての視聴者に展開を開始する」とのことだが、国や地域ごとの具体的な日付などは明らかにされていない。

ちなみに、Goolgeは動画内で顔認識機能は使用していないものの、関連性が高い場合は著名人が検索結果として含まれる場合があるとのことだ。

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