ますますProモデルの人気が下がる?
iPhone 17、標準モデルが6.3インチに大画面化か。最大120Hz対応の可能性も

アップルは「iPhone 17」シリーズに大きな変更を予定しており、その目玉は超薄型の「iPhone 17 Air」モデルになるとみられている。一方で、標準モデルのiPhone 17(無印)についても、ディスプレイサイズがやや大きくなるとの噂が報じられている。
昨年登場したiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、それぞれ6.1インチから6.3インチ、6.7インチから6.9インチへと画面サイズがわずかに拡大された。だが、標準モデルの画面サイズは長らく6.1インチのままであり、アップル自身もiPhone 16eのバッテリー駆動時間について「6.1インチのiPhone史上最長」という表現を用いていた。
信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏による有料購読者向け投稿によれば、iPhone 17のディスプレイサイズは6.3インチ(正確には6.27インチ)へと拡大されるという。このサイズはiPhone 17 Proと同じになる見通しだ。
だが画面サイズの増加よりも注目すべきは、ディスプレイが最大120HzのProMotion(可変リフレッシュレート)に対応する可能性が高いという点である。これは従来Proモデルに限定されていた機能で、より滑らかな表示とレスポンスの向上が期待される。
さらに、常時表示機能(Always-on Display)の追加も予定されているという。リフレッシュレートを1Hzまで下げて省電力化を実現しながら、時計やカレンダー、天気、フィットネス情報などをロック画面に表示できるようになる。iPhone 14 Proシリーズで初めて搭載されたこの機能が、3年越しで標準モデルにも導入されるわけだ。
iPhone 17標準モデルのProMotion対応は、中国の著名リーカー数码闲聊站(Digital Chat Station)が伝えた「サプライチェーンの素材変更」情報とも一致している。具体的には、ディスプレイのバックプレーン技術が、従来のLTPS(低温多結晶シリコン)から、Proモデルと同様のLTPO(低温多結晶酸化物)に切り替えられると見られている。
iPhone 16シリーズではProモデルの販売シェアが減少する一方で、標準モデルの健闘が目立っていた。この傾向は、iPhone 17シリーズでさらに強まるかもしれない。
- Source: Ross Young(X)
- via: 9to5Mac