発売は何年後かな?
『Cyberpunk 2077』の続編『Cyberpunk 2』開発が本格スタート。『The Witcher 3』は売上本数6000万本到達

ポーランドのゲーム開発会社CD Projekt Red(CDPR)は2025年第1四半期の決算を発表し、これまで『Project Orion』というコードネームで呼んでいた新作ゲームのプロジェクト名が『Cyberpunk 2』に変更になったことを明らかにした。『Cyberpunk 2』は最近、開発準備段階(プリプロダクション)に入ったことも明らかにされた。
ゲーム開発におけるプリプロダクションとは、作品の骨子を決めていく段階のことだ。『Project Orion』は、3月にはコンセプト設定段階が大詰めを迎えていることが伝えられおり、「数週間の間に」プリプロダクションに移行するとされていたことを考えると、現在は大まかなゲームの概要や方向性がチーム全体で固まり、プロトタイプ開発の段階にさしかかってきたことを意味すると思われる。
晴れてタイトルの呼称が『Cyberpunk 2』に変更され、息の長い人気作となった『Cyberpunk 2077』の続編としてわかりやすくなった本作だが、CDPRはこの名称は単に『Cyberpunk 2077』の舞台設定を継承する新作ゲーム以上の意味はないとしている。そのため、最終的にはまた違ったタイトルになる可能性もあるのかもしれない。
なお、プリプロダクションへの移行は大きな進展ではあるものの、いまのところ『Cyberpunk 2』の開発は全体で96人の少数部隊で行われている。というのも現在、CDPRはもう一つの人気シリーズの4作目となる『The Witcher 4』開発に集中しているからだ。
『The Witcher 3:Wild Hunt』の続編となる、『The Witcher 4』のプロジェクトは現在、422人のスタッフが参加しているとのこと。CDPRは他にもいくつかプロジェクトがあるが、それらも20~50人前後の人員で作業を進めている。
ちなみに、CDPRはもうすぐ発売となるNintendo Switch 2のローンチタイトルとして『Cyberpunk 2077』を発売する。Switch 2では、4Kグラフィックスに対応することが注目を集めているが、非常にハードウェアへの負荷が高いことでも知られる『Cyberpunk 2077』だけに、Switch 2でもフレームレートはベストエフォートで30fpであることも伝えられている。
それでもハンドヘルド型のデバイスでナイトシティに繰り出せるのであれば、未プレイの人のみならず、すでに他のハードウェアで隅々まで遊び尽くした人も、再びプレイしたくなるかもしれない。
CDPRの主要タイトルの売り上げに関しては『Cyberpunk 2077』の追加DLC『仮初めの自由』が販売数1000万本を超えたほか、『The Witcher 3:Wild Hunt』が今年オリジナル発売10周年を迎え累計販売数6000万本に到達したことも合わせて発表された。
- Source: CD Projekt Red
- via: Engadget