チャックの煽りまで再現しなくても

『ベター・コール・ソウル』ゲームボーイ版が公開。名場面を8ビット風に再現

Image:Lumy Touch

超人気ドラマシリーズ『ブレイキング・バッド』のスピンオフ作品である『ベター・コール・ソウル』は最終回が放映され(日本でもNetflixで配信中)、悪徳弁護士ソウル・グッドマン(偽名)ことジミー・マッギルの生涯には1つの区切りが付けられた。

そのジミーらを主人公として「ゲームボーイ」専用ゲームとした…という体を取ったファンメイドのデメイク(あえてレトロゲームに寄せたアレンジ)映像が公開されている。

この映像は、『ベター・コール・ソウル』ファンの Lumpy Touch氏が、2bitcrook氏とbranflakes氏の助けを得て作ったものだという。もっとも本編のネタバレも含まれているので、そちらに敏感な人は覚悟ないし見ないことをお勧めしておく。

さてゲームボーイ版デメイク(そもそもデメイクの元になる「原作ゲーム」がないのだが)では、ドラマ版の主人公といえるジミー、キム、マイクの3人が選べるようになっている。それぞれガッツ、ハッスル、権威、弁護士などの能力値や、そのキャラならではの固有スキル付きである。その前に流れるオープニングでの、番組テーマ曲の8ビット風アレンジも聞き応えありだ。

ジミーでゲームを開始すると、兄のチャックが「俺はお前が何者かを知っている。滑りのジミーだ!」とおなじみのセリフで煽ってくる素晴らしさ(ゲームボーイ音源らしい低ビットレート音声つき)。

ジャンプアクションの「砂漠を探検しよう!」や、マイクがトラックを狙撃するシューティング、元上司のハワードとジミーが『パンチアウト!!』風に対決したりと、数々の名場面がモノクロのドット絵で表現されている。

『ブレイキング・バッド』シリーズは本編は大成功したものの、これまでゲーム化に恵まれたとは言い難い。

たとえばスマートフォン用ゲーム『Breaking Bad:Criminal Elements』も、メタンフェタミン(麻薬)製造の拠点を守る…というテーマが不穏だったためか、短命に終わっている。また生みの親であるヴィンス・ギリガンが「GTA」風のゲームを売り込もうとしたが、結局は実現しなかったことも明かされていた。

『ベター・コール・ソウル』制作陣は今後スピンオフの予定はないと明言しており、『ブレイキング・バッド』の世界観は終わりを告げた可能性が高い。このゲームボーイ版デメイクが、実際にプレイアブルな形になることを祈りたいところだ。

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