サファイアガラスとチタン合金を採用

ファーウェイ、薄型追求のアウトドア向けスマートウォッチ「WATCH FIT 4 Pro」。耐久性強化、ダイビングも対応

編集部:平山洸太

「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」

ファーウェイ・ジャパンは、アウトドアスマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」を6月3日に発売する。カラーはブルー、ブラック、グリーンの3色。価格はオープンだが、ブルーとブラックは税込37,180円前後、グリーンは39,380円前後の実売が予想される。

WATCH FITシリーズにはじめて「Pro」を冠するフラグシップモデルが登場する格好。ブルーとブラックにはフルオロエラストマーベルト、グリーンには撥水性のナイロンベルトを採用している。

グリーン(左)はナイロンベルトを採用している

大きな特徴が耐久性を大幅に高めていることで、「いかなるシーンでも利用できる」とアピール。ディスプレイには傷に強いサファイアガラスを採用しつつ、ベゼルにはチタン合金を採用。ボディには宇宙航空グレードのアルミ合金を採用している。

本体の薄型化を追求しており、本体の厚みを9.3mmとすることで、ユーザーの装着感にもこだわっているとのこと。ベルトを含まない質量は約30.4g。側面にはボタンに加えて、回転式のクラウンも搭載する。

ディスプレイは1.82インチの有機EL(AMOLED)を採用。画面占有率は80%。最大輝度は同社史上最も明るい3000ニトを実現し、明るい屋外でも視認性に優れているとする。画面の解像度は480×408ピクセル。輝度の自動調整機能にも対応する。

80%の画面占有率をアピールする

新たに気圧計を搭載しており、登山やハイキング、トレイルランニングなどにも活用可能。高度、合計上昇距離、気圧などが測定できるようになった。等高線の入ったオフラインでのカラーマップ表示、サードパーティによるGPXルートデータのインポートにも対応。オフラインでもマップ上の自分の位置やルートを確認でき、ルートを外れた場合の通知、残りのルート距離、上昇距離なども確認できる。

ゴルフ機能も搭載しており、日本の99%以上をカバーする2400以上のゴルフ場マップに対応する。世界15000以上のゴルフ情報も利用可能。マップを表示できるだけでなく、3点間距離計測機能や電子スコアカード、グリーンの方向と距離、グリーンの傾斜表示なども搭載している。

FITシリーズで初めてゴルフ用のモードを搭載

ヒマワリ型アンテナとデュアルバンド5種衛星システムの採用により、GPSの精度約20%に向上。ヒマワリのように常に衛生の方向を自動で認識することで、手首のウォッチがどのような位置や向きであっても、信号を最適な状態に調整するという。これにともないランニングでは距離精度を30%、ペース精度は20%の向上を実現しているとのこと。

防水性能は5ATM。ダイビングアクセサリ規格のEN13319も取得し、40mのフリーダイビングに利用できる。ダイビングでは、最大深度の表示、活動限界に近づいた際のアラート表示などに対応。ボートやカヌー、セーリング、スタンドアップパドリングといったマリングポーツのルートトラッキングも新たにサポートしている。

カラーは3色をラインナップ

ほか、心拍数、血中酸素レベル、情緒、睡眠、体表面温度といった24時間の各種健康モニタリングが可能。生理周期管理も搭載する。睡眠については、睡眠時の心拍変動(HRV)指標などを用いた、より全面的な分析に対応するという。側面のボタンは心電図計測にも対応しており、日本のプログラム医療機器の承認も取得している。

センサーには「HUAWEI TruSense」システムを採用

バッテリーは通常仕様で約10日間、ヘビーユースで約7日間。FITシリーズとして初めてワイヤレス急速充電に対応し、約60分でフル充電できるとしている。ワークアウトモードでGPSを使用した場合であっても、約18時間バッテリーが持続するとしている。

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