今のところGalaxy S25 Edgeの方が大容量バッテリー
iPhone 17 Airのバッテリーは「2800mAh程度」の噂。“1日持たない”可能性が高まる

アップルが今年秋に発売するとみられている「iPhone 17 Air」は、iPhone史上最薄となる5.5mmの筐体を実現する一方で、バッテリー容量が小さくなると予想されている。初期の試作機では「1日持たない」との社内テスト結果が噂されていたが、量産向けサンプルでは2800mAh程度との情報が報じられている。
この情報は、韓国Naverのニュースアグリゲーターであるyeux1122氏が、部品会社の関係者から得た情報として伝えている。「量産確認済みサンプル」では厚さ5.5mm、重量約145gの軽量仕様が確認されたものの、バッテリーは3000mAh未満にとどまり、バッテリー駆動時間への懸念が強まったとのことだ。
この2800mAhという容量は、従来モデルと比較すると以下のとおりである。
- iPhone 16(3,561mAh)より約20%少ない
- iPhone 16 Plus(4,674mAh)より約40%少ない
- iPhone 12 / 12 Pro(2,815mAh)とほぼ同等
参考までに、サムスンの超薄型フラッグシップモデル「Galaxy S25 Edge」は厚さ5.8mmでありながら3900mAhのバッテリーを搭載している。iPhone 17 Airはたしかに薄型ではあるが、バッテリー容量では劣っているようだ。
米メディアThe Informationは先日、iPhone 17 Airの社内テストにおいて「充電なしで1日使えるユーザーは60〜70%にすぎない」と報じた。そのため、Apple純正のバッテリー内蔵ケースが同時発売される計画もあると伝えており、2800mAhという容量であればその判断もうなずける。
また、次期iOS 19にはAIを活用したバッテリー最適化機能が導入されるとも報じられている。この機能によって、Airモデルの少ないバッテリー容量をソフトウェア面で補える可能性がある。
さらに今回の報告では、高密度バッテリー技術を採用した場合には実効容量が15〜20%増加する可能性も指摘されている。ちょうど同時期に、日本のTDKが第3世代シリコン負極バッテリーの出荷を2025年6月末までに開始すると発表した。
この新型バッテリーは、従来の黒鉛負極型に比べて同サイズで15%多くの容量を確保できる技術である。また当初予定していた9月四半期よりも出荷が前倒しにされることから、iPhone 17 Airに搭載される可能性もある。
アップルやサムスンが、今後の製品にシリコン負極バッテリー(正確にはシリコンを主成分としながらカーボンなども併用)を採用する可能性は以前から報じられてきた。すでにHonorやXiaomiはこの技術を実用化済みであり、大手メーカーとしてはアップルがサムスンに先んじる展開となるかもしれない。
- Source: Naver Blog
- via: 9to5Mac