Switchが覇権を握る時代が来るか
Nintendo Switch 2、「5年後に累計1億台」とのアナリスト予測。サードパーティゲームも増加?

任天堂は今年、8年ぶりとなる新ハードウェアSwitch 2を6月5日に発売するが、ゲーム市場専門の調査会社DFC Intelligenceによると、その初年度の販売台数が任天堂の予測である1500万台を超える販売台数を達成すると予測している。
DFCいわく、任天堂は初代Switchを2017年に発売した際も、当初は年間販売台数を1000万台と控えめに予測したが、結果は1500万台を販売した。そのため、今回任天堂がSwitch 2の年間販売数を1500万台と予測したことを過去の実績に照らし合わせて考えると、少なくとも1600万台、サプライチェーンの改善などの条件が加われば、最大2000万台を販売する可能性があるとDFCは考えているという。
DFCはさらに、5年後には本体販売台数が1億台に達し、これまではサードパーティゲームが少ないと言われていた任天堂ハードとして「初めてサードパーティのゲーム出版社の主要パートナーになる可能性がある」と分析している。
コンシューマーゲーム機市場は、任天堂のほかにPlayStationのソニーと、Xboxのマイクロソフトがライバルとして存在するが、両社はだいたい2027年以降に次世代機を投入すると予想されており、それらに対して任天堂は数年間先行してハードウェアを売ることができる。
そのため、任天堂はライバルの次世代機が登場するまでに販売台数が圧倒的にトップのゲーム機になるとともに「今後数年間で、任天堂が初めてサードパーティゲームパブリッシャーの主要パートナーになる可能性がある」とDFM述べている。
現行の初代Switchは、現在発売から8年目だが、累計販売台数は1億5200万台に達している。これは最も多くの本体を販売したPlayStation 2が持つ、累計販売台数1億6000万台まであと800万台に迫る記録だ。また、PlayStation 5は発売から4年半で約7500万台だった。
ちなみに、任天堂の古川社長は、Switch 2の価格を4万9980円、499.99ドル、395.99ポンドとした理由は製造コストや市場の状況、為替レート、そして消費者の印象などを考慮した結果だと述べ、米国の関税は価格上昇には加味されていないと説明した。
- Source: DFC Intelligence
- via: Eurogamer