サーキス氏は本作でもゴラムを演じます

『ロード・オブ・ザ・リング』新作実写映画、2027年12月17日の米公開が決定。ゴラム演じたアンディ・サーキスが監督

Image:Warner Bros.

ワーナー・ブラザースは、2027年12月17日に映画『ロード・オブ・ザ・リング』実写シリーズの新作となる『The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum』を劇場公開すると発表した。ワーナーは昨年、同作の効果を2026年と発表していたが、1年延期された格好だ。

この作品では、前3部作および『ホビット』3部作を監督したピーター・ジャクソン氏がエグゼクティブ・プロデューザーに退き、アンディ・サーキス氏がメガホンを取る。同氏は、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『モーグリ: ジャングルの伝説』などの監督で、これまでゴラムのモーションアクターを演じてきた事でも知られる。また、今回の新作は2作品の製作が決まっている。

サーキス氏は2010年代の『猿の惑星』3部作でも、モーションアクターとしてシーザーの役を演じ、2005年の『キング・コング』でキングコング、さらに2014年の『GODZILLA ゴジラ』でゴジラのモーションアクターを務めている。

『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』各シリーズの脚本を務め、今作ではピーター・ジャクソン監督とともにエグゼクティブ・プロデューサーを務めるフィリッパ・ボウエン氏は、今作が「かなり緊迫した物語」になると述べている。またシリーズの常連出演陣であるイアン・マッケラン(ガンダルフ)、オーランド・ブルーム(レゴラス)、ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン)らは、ストーリー上の意味があれば、今作への出演を希望しているとされているが、記事執筆時点では、キャストの発表はまだない。

J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作とする実写映画版『ロード・オブ・ザ・リング』および『ホビット』の全6作品は、ワーナー・ブラザース / ニュー・ライン・シネマに合計59億ドル以上の収益をもたらす大ヒットシリーズとなった。だが、昨年ワーナーによってアニメ作品として製作・公開された『ロード・オブ・ザ・リング / ローハンの戦い』は、興行収入的にはさほど目立った成績を収められなかった。その他の『ロード・オブ・ザ・リング』関連では、Amazonプライム・ビデオの『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』がシーズン2まで製作・配信されており、シーズン3の製作も発表済みだ。