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テスラ、新型車の「ロボタクシー」商標登録が却下。一般的すぎるとの理由により

テスラは、昨年10月に発表した2人乗りの自動運転車「Cybercab(サイバーキャブ)」と、それに関連する用語の「Robotaxi(ロボタクシー)」の商標登録を出願した。しかし米国特許商標庁(USPTO)は、「Robotaxi」はすでに一般的に使用されている名前だとして却下し、「Cybercab」も、「Cyber」という類似の名称が先に他社によって出願されているため、手続きを保留している。
当初の申請書によると、拒絶された商標は「車両、電気自動車、すなわち自動車、自動車、およびそれらの構造部品」についてRobotaxiという言葉を使用する予定だとされていた。
しかし、4月14日に申請書を受け取ったUSPTOの審査官によると、先に登録された商標は存在しないものの、「Robotaxi」という言葉はすでに他社でも「類似の商品やサービスを説明するために使用されている」ため、「出願人の商品および/またはサービスの文脈において一般的なものであるように思われ」ため、顕著性を欠くと判断したとのことだ。
ただ、完全に商標登録の道が閉ざされたわけではなく、テスラは今後、「Robotaxi」を商標として取得する資格がなぜ、どのようにあるのかについて、USPTOに具体的な説明と計画を提示できる。
具体的には、「出願中の商品またはサービスに関連するファクトシート、取扱説明書、パンフレット、広告、および出願人のウェブサイトの関連スクリーンショット(出願商標の用語を使用した資料を含む)」を提出し、それが商標権を主張する根拠となる証拠と論拠として認められれば、再審査は可能となる。
ただしこの場合も、ライバル企業が「ROBO、ROBOT、またはROBOTIC」という用語を使用して同様の商品やサービスを宣伝している場合は、USPTOにそのことを添付しなければならない。
ちなみに、テスラは顧客がCybercabを使用しないときに、自動運転タクシーとして活用するライドヘイリングサービスを「Robotaxi」という名で将来的に展開しようとしているが、こちらの商標登録は現在審査中だ。
- Source: USPTO
- via: TechCrunch