5.5kg/6kg/7kgクラスをラインナップ

ハイセンス、洗剤/柔軟剤を自動投入できる縦型洗濯機「Lシリーズ」。5.5kgの自動投入は国内初

編集部:平山洸太

ハイセンスジャパンは、全自動洗濯機「Lシリーズ」を7月初旬に発売する。3クラスが用意され、価格はオープンだが、5.5kgモデルは4.5万円前後、6kgモデルは5万円前後、7kgモデルは5.5万円前後の実売が予想される(いずれも税込)。

同社の日本市場における白物家電の本格展開の第3弾として、コンパクトな本体に自動投入機能を搭載した全自動洗濯機。このうち、5.5kgモデルにおける自動投入機能の搭載は国内初となる。

ハイセンスはグローバルで2024年に1000万台以上の洗濯機を生産。2か所の生産工場、400名以上の開発設計者、4か所の開発拠点、1600件以上の特許取得を行っているなど、世界で大きな存在感を示しているとする。

グローバルで1000万台以上の生産規模をアピール

日本では溝の口にR&Dセンターを設立しており、グローバルにおける生産力を活かしながらも、日本文化に寄り添った製品開発を実施している。日本の住宅は振動しやすい木造床であり、数多くの洗剤・柔軟剤が存在するなど、海外モデルをそのまま国内に展開できないため、日本向けに新規設計が行われた。

自動投入用タンクの容量は、液体洗剤・柔軟剤それぞれで約550ml。タンクへの継ぎ足しが多いと手間になることから、大容量化を図った設計となっている。市場で販売されている液体洗剤のうち最大濃縮のタイプであれば、50日以上継ぎ足し不要とのこと。

上部に自動投入用のタンクを備える
タンクの形状を工夫することで大容量化を実現

洗濯機本体は7kgモデルがベースとなっており、5.5kg、6kg、7kgすべてで同じサイズを採用。水量の制御で調整を行っているという。コンパクトサイズを意識しており、狭い環境にも対応できるように設置性も追求している。

また操作パネルを後ろに配置し、手前の部分がフラットになるように設計。身長の低い女性であって中に手が届くようにも配慮したという。ほか、新形状のパルセーター(回転翼)、独自開発となるダイヤモンド形状のステンレス槽などを採用する。

内部に手が届きやすいよう設計

ソフトウェア面では、自動投入を活かした機能として、ひどい汚れを想定した「2度洗い」を新たに搭載。香&消臭、部屋干しといった機能も備えており、「+機能」ボタンを押すことで各洗浄コースに追加できるようになっている。

操作パネル。「+機能」ボタンを押すことで、通常の洗濯コースに追加して洗濯できる

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