Miiverseでの経験を活かす?
Nintendo Switch 2(仮)の「C」ボタン、ボイスチャットや画面シェアなどSNS機能を実現か
Nintendo Switch後継機、通称「スイッチ2」は本体と共に新型Joy-Conのデザインも数々リークされてきたが、ひときわ注目を集めたのが新たな「C」ボタンの存在だ。右Joy-Conにてホームボタンの下という目立つ位置にあること、かつてNINTENDO64コントローラーでもCボタンは画期的な3Dゲームの象徴(カメラアングルの切り替え)だった文脈もあるためだ。
スイッチのソフトウェアに詳しい有志らが解析したところ、「キャンパス(Campus)」と呼ばれる新たなソーシャル機能に紐づけられた可能性が浮上している。
これは大手掲示板Redditにおいて、現在のSwitchOS(システムソフトウェア)と専用SDK(開発キット)を分析した結果として報告されていることだ。開発コード名「Campus」には、グループチャットおよびボイスチャット機能が搭載されているとのこと。
Campusには最大12人のNSO(Nintendo Switch Online)ユーザーが参加でき、画面シェアもできるという。要はPCゲーマーたちが活用している通信ツール、Discordのような役割を果たすというわけだ。
この件を巡り、任天堂ファンが集うコミュニティFamiboardsでは見解が割れている。1つにはリークそのものの信ぴょう性と、もう1つは有料サービス加入者のみに利用が限られるという点だ。任天堂はNSO加入の有無によりサービスを差別化しており、また加入者のみにファミコンやN64コントローラーを独占的に提供しているが、標準ハードウェアで「有料ユーザー専用ボタン」を設けた前例はない。
その一方、任天堂は『スプラトゥーン3』など個別のゲーム+スマホアプリとしてボイスチャットを提供しているが、利用できるのはNSO加入者だけである。これをゲームの枠を外して、かつスマホ不要でスイッチ本体のみで実現することは、順当な流れとは言えそうだ。
競合するPS5やXbox Series X/Sとも、システム的にDiscordそのものを組み込んでおり、スイッチ2にも同様の対応を望むユーザーの声もある。だが、任天堂のプラットフォームは他社より年齢層が低い傾向もあり、Wii Uやニンテンドー3DS等で利用できたSNS機能「Miiverse」は様々なトラブルの温床となっていた。
もしも同社がSNS相当のサービスを再開するとすれば、管理を他社には委ねず、より厳格なルールを徹底するのかもしれない。
- Source: Reddit
- via: GameRant NotebookCheck