日本市場へ本格参入

ZTE、6万円台の折りたたみスマホ「nubia Flip 2」。ワイモバイル限定

編集部:平山洸太

「nubia Flip 2」

ZTEジャパンは、nubiaブランドのAndroidスマートフォン「nubia Flip 2」を発表。ワイモバイル限定での取り扱いとなり、発売日は1月23日、一括購入の価格は64,080円(税込)となる。

nubiaブランドが日本市場へ本格的に参入する格好。同社は昨年にスペイン・バルセロナで開催のMWCにてグローバル拡大戦略を発表し、その一環として日本市場をターゲットにした格好。日本で認知を上げた後、近隣のアジア諸国に展開していきたいとしている。

「閉じてスマート、開いてダイナミック」だとする折りたたみスマートフォンで、内側のメインディスプレイには約6.9インチのOLED(フルHD+/2,790×1,180ドット)、外側のサブディスプレイには約3.0インチのOLED(682×422ドット)を搭載する。

3.0インチのサブディスプレイを搭載

同社が行った調査の結果、折りたたみスマートフォンに興味があるものの購入に踏み切れない理由として、「値段が高い」「折りたたみ型は壊れやすいという先入観」の2点が判明したとのこと。これを払拭するため、本モデルでは安心して使える “耐久性” を強化したという。

まずはディスプレイの折り目のフラットさを25%改善することで、より見た目的な安心感を追求。ヒンジは30万回の開閉に耐える設計を採用し、毎日100回の開閉を行っても10年間使えるとアピールする。

ディスプレイの折り目を改善

加えて、先代モデル「nubia Flip 5G」よりも画面の傷つきにくさを2倍に強化。そのほか筐体設計をやり直すことで頑丈なボディを追求し、落下時の耐衝撃能力を3倍に高めた。本体質量についても10%軽量化し、約191gとなっている。

本体カラーは3色。洗練された清潔感を目指したスノーダイヤモンドホワイト、シックでプロフェッショナルだというスターライトブラック、健やかで個性を引き立てるとするアイスクリスタルブルーをラインナップする。

カラーは3色

本機の大きな特徴として、サブディスプレイを通常のスマートフォンに近いアスペクト比とすることで「アプリ操作無制限」であるとアピール。競合他社では「ウィジェットの操作が前提として設計されている」と説明し、本機は特殊な形状でもないためアプリごとのUI最適化も不要だとする。

アウトカメラは約5,000万画素のメイン、約200万画素の被写界深度カメラを搭載。インカメラは約3,200万画素となり、ジェスチャーでのシャッターにも対応する。サブディスプレイを使用することで、アウトカメラを使った自撮りにも対応。

カメラは5,000万画素

AIを活用したカメラ機能を搭載しており、AIポートレート、不要な部分を削除するAIマジック消しゴム、空をより青くするAI空、よりシャープな写真にするAIボケ補正などが利用可能。SNSに集合写真などを投稿する際に、自分以外の人物を自動的に隠すAIフェースステッカーも備える。

AIフェースステッカー機能

同社が推進する「AI for All」として、実用的なAI機能をユーザーにバージョンアップとしてユーザーに提供するとのこと。LINEなどの通話アプリにも対応するAI通話通訳、サブディスプレイを活用したAI対面通訳、AI音声の文字起こしがアピールされている。通話録音機能も備える。

バッテリー容量は4,300mAhで、33Wの急速充電をサポート。バッテリーの劣化対策も施しており、3年経っても94%の残量だという。おサイフケータイ、指紋認証、顔認証に対応。プロセッサーはMediaTek Dimensity 7300X、メモリは6GB、ストレージは128GB。折りたたみ時の外形寸法は約76W×87H×15.8Dmmとなる。

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