製品以外にPCゲームのリモートプレイなど新サービスもお披露目

<CES>Razer、“世界初” の体感温度調整ゲーミングチェア「Project Arielle」

Gadget Gate

CES 2025で展示されるRazerの温度調節ゲーミングチェア「Project Arielle」

ゲーミングブランドRazerは、米ラスベガスで現地時間1月7日より開催中のCES 2025にて、温度調節機能を備えたゲーミングチェアなどの新製品や、スマートフォン/タブレットでPCゲームをリモートプレイできる新サービスなどを参考展示している。

ゲーミングチェア「Project Arielle」は、内蔵する加熱/冷却機構によって体感温度を自由に調整できる製品。同機能を備えるゲーミングチェアは世界初だと謳っている。

既存モデル「Fujin Pro」をベースに、ブレードレスファンシステムとPTCヒーターを搭載しており、座面横に配置したタッチパネルから直感的に温度コントロールが可能。冷却モードでは体感温度を2~5度低下させ、加熱モードでは30度までの暖気を供給できるという。

ブレードレスファンシステムとPTCヒーターを装備
座面脇のタッチパネルで温度調整ができる

またゲーミングチェアとしては、2025年2月中旬ごろに発売予定の「Razer Iskur V2 X」も展示。人間工学に基づく機能性を厳選しつつ、求めやすい価格帯に抑えたというモデルで、理想的な姿勢を維持するランバーサポートと高密度フォームクッション、最大152度のリクライニング機構と2Dアームレスト、複数層のファブリック構造などを備えている。

「Razer Iskur V2 X」

「Razer PC Remote Play」サービスも展示。同サービスではWindows PCからAndroid/iOSモバイル端末へPCゲームをストリーミングし、ネットワーク経由でリモートプレイをすることができる。PCで動作するゲームの映像を、モバイル端末の解像度/リフレッシュレートに最適化してストリーミングするため、常にシャープでスムーズな映像が楽しめることが特徴だとしている。

Windows PCにソフトウェア「Razer Cortex」、モバイル端末にリモートプレイアプリと「Razer Nexus」アプリをそれぞれインストールし、Razer IDでサインインすることで自動的にペアリングが行われ、Steam/Epic Store/PC Game PassなどのPCゲームをプレイできるようになる。こちらはすでに日本国内でもベータ版の提供が開始しており、実際に試すことが可能だ。

PCゲームをスマホ/タブレットでリモートプレイできる「Razer PC Remote Play」。Razerのコントローラー「Razer Kishi Ultra」と組み合わせれば触覚フィードバック(振動)も利用できることがアピールされていた

このほか、手元を明るく照らすもよし、壁面に向けて光で雰囲気を盛り上げるも良しのリバーシブル構造を採用したUSBデスクライト「Razer Aether Standing Light Bars」や、LEDライティングとUSB/HDMIハブ機能を内蔵するアルミニウム製のモニタースタンド「Razer Monitor Stand Chroma」など、2025年中の発売を予定するゲーミングアクセサリーも実機が展示されていた。

リバーシブル構造で手元にも背面にも自由に向けられる「Razer Aether Standing Light Bars」
LEDライティングやUSB/HDMIポートも備えるアルミニウム製モニタースタンド「Razer Monitor Stand Chroma」

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