ポータブル電源とも連携

<CES>EcoFlow、AI電力管理ソリューション「EcoFlow OASIS」

編集部:岡本雄

CES Unveiled会場で公開された「EcoFlow OASIS」画面

米ラスベガスで現地時間1月7日からスタートする国際テクノロジー展「CES 2025」を前に、事前イベント「CES Unveiled」が開催。EcoFlowは、AIで家庭内の電力最適化やポータブル電源の省エネ効果の最大化を実現するという新機能「EcoFlow OASIS」を発表した。スマートフォンアプリから無料で利用でき、同社のポータブル電源などをアプリ連携させることが可能とのこと。

アプリを開くと、消費、天気、環境への影響などが表示。複数のバッテリーがある場合は左上から切り替え可能

高度なAIがリアルタイムで家庭の電力データや気象データを分析し、家庭内の電力の発電や貯蔵、分配をコントロールすることを目標としたエネルギー管理システム。過去の電気使用量や地域の電気料金、家庭の太陽光発電量、天候パターンなどのデータを基に、ユーザーごとに最適な電力の使い方を提案することが可能だという。

さらに、太陽光パネルで発電したクリーンな電気を効率よく使用したり、悪天候による停電に備えてポータブル電源を事前に満充電にするなど、対応する同社製品をコントロールして電気代の節約や緊急時の備えを自動的に行うこともできる。

スマートアシスタント機能も内蔵しており、ユーザーの質問に応答する

スマートアシスタント機能も内蔵しており、ユーザーの質問に応答することができる。会場で披露されたデモンストレーションでは、「エネルギーレポートをください」と話しかけると、節約できる電気の金額、毎日消費する金額、消費電力における太陽光発電と送配電網による電力の割合などが表示された。

同社の製品戦略・開発担当ディレクター Peter Linghu氏は「OASISを通じて、お客様ご自身がご家庭のエネルギーをコントロールすることを応援しています」とコメントしている。

デモで「エネルギーレポートをください」と話しかけると、節約できる電気の金額、毎日消費する金額、消費した電力における太陽光発電と送配電網からの電力の割合などが表示される

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