カメラは3眼構成

OPPO、“ハッセルブラッド共同開発カメラ”搭載ハイエンドスマホ「OPPO Find X8」。IP69の防水防塵で熱湯耐性も

編集部:平山洸太

「OPPO Find X8」

オウガ・ジャパンは、OPPOブランドのハイエンドシリーズ “Find X” のスマートフォン「OPPO Find X8」を12月12日に発売する。カラーはスターグレーとスペースブラックの2色。価格は139,800円(税込)となる。

スウェーデンのカメラメーカー「Hasselblad」と共同開発したカメラを搭載するスマートフォン。カメラは3眼(広角/超広角/3倍望遠)で、いずれも5,000万画素。イメージセンサーは広角と望遠がソニー製、超広角がサムスン製となる。

カメラはHasselblad共同開発

望遠カメラは世界初だという「W型プリズム望遠レンズ」を採用することで、センサーを大型化しつつ、カメラの突起を3.01mmと最小限にしたという。レンズから入った光を3回屈折させることで焦点距離を延ばしつつ本体を薄型化、そして本体と並行の向きにイメージセンサーを配置できるため、1/1.95インチの大型センサー搭載を可能にした。またデジタルズームは最大120倍に対応し、10倍以上では生成AI補正も可能。

最大9枚の写真を統合することで、鮮明さとダイナミックレンジを広げるというハイパートーンイメージエンジンを搭載。また、Hasselbladの中判カメラ「X2D」のような画角かつ背景のボケ味が楽しめるという撮影モードとして、HasselbladポートレートモードとHasselbladマスターモードを搭載する。

AIを用いた写真の強化機能として、ぼけた写真やぶれた写真の補正、ガラスの映り込みの除去に対応する。また、集合写真の瞬きを補正するAIベストフェイス、1枚の写真からAIで画像生成するAIスタジオなども備える。ほか、シャッターを押し続けるだけで最大200枚の撮影が行えるライトニングスナップ、AIが被写体を検知して最適なシャッター速度に調整するダブルフレームなどの機能も備える。動画では、4KのDolby Vision形式のHDR撮影も可能。

本体カラーは2種類

ディスプレイは約6.6インチの有機ELで、解像度はフルHD+(2,760×1,256)、94.3%の画面占有率をアピールする。ベゼルはOPPO史上最も狭く、4辺すべて約1.45mmとなっている。最大輝度は1,600nit、リフレッシュレートは最大120Hz・TÜV Rheinland Eye Comfort 4.0認証取得による眼への優しさも特徴だという。

画面占有率の高さもアピールする

プロセッサーはMediaTekのDimensity 9400を採用。メモリサイズは16GB、ストレージは512GBとなる。グラファイトシートと大型のベイパーチャンバーによる冷却システムを搭載。バッテリーは5,630mAhで、80WのSUPERVOOCの急速充電、最大50Wのワイヤレス充電に対応する。ソフトウェア加熱技術により、-20℃の極寒環境でも充電が行えるとのこと。

耐久性の高さにも配慮しており、ディスプレイのカバーガラスにコーニング社のGorilla Glass 7iを採用することで、米軍のMIL規格やスイスSGSの耐衝撃テストもクリア。防水防塵性能としてはIP68およびIP69に準拠しており、80度の熱湯噴射にも耐えられる設計となっている。外形寸法は74×157×7.9mm、質量は約193g。OSはAndroid 15ベースのColorOS 15。NFCは搭載するが、おサイフケータイ機能には対応しない。

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