前モデルは2019年に販売終了、5ドルで投げ売り

Valve、「Steam Controller 2」まもなく発売? 新型VRコントローラーも登場か

Image:Memories Over Mocha/Shutterstock.com

デジタルゲーム配信プラットフォームSteamを運営するValveは、かつてPC用のワイヤレスゲームパッド「Steam Controller」を販売していた。2019年には販売終了となっていたが、後継機の「Steam Controller 2」が製造中だと著名リーカーが主張している。

YouTuberでValveウォッチャーのBradley Lynch氏によれば、本製品のコード名は「Ibex」であり、工場で量産に向けて準備を進めているとのことだ。Lynch氏はMeta Quest 3が正式発表される数か月前に実物とほぼ一致するCG画像を公開したなど、数々の実績がある。

約2年前、Valveの幹部はSteam Controllerの後継機を実現させたいと語っていた。取材したThe Vergeは「カルト的な人気を誇った」と冠していたが、販売終了した当時、海外で5ドルで投げ売りされていた事実もある。

今回Lynch氏が発見したいうValveの未発表コントローラーは、これだけではない。かなり前から噂のスタンドアローン型VRヘッドセット「Deckard」用と思しき「Roy」コントローラーへの参照が、ValveのSteamVRコード内にあったとのことだ。同氏の情報源によれば、こちらも量産の準備が進んでいるという。

さらに「Roy」には、Dパッド(十字キー)やバンパー(いわゆるショルダーボタン)、ABXYボタンも搭載されているという。Deckardの前モデルとなるValve Index用のコントローラーと異なり、VRで使っていないときに通常のSteamゲームを遊べる可能性もあるようだ。

https://twitter.com/SadlyItsBradley/status/1857153531897131182

もちろん、Valveはこれらの未発表製品が存在することを一切認めていない。ここ最近の同社は、製品の発売準備が整ってから、すべてを一斉に発表する傾向がある。

ほとんどのSteamゲームはXboxコントローラーやDualSenseワイヤレスコントローラーでプレイできるが、Steamに最適化された携帯ゲーミングPCのSteam Deckに慣れたユーザーは、不便さを感じることもあるだろう。すでにサードパーティ製として「ワイヤレスホリパッド for Steam」等が発売中だが、Steam Deckの好評を反映した純正ゲームパッド後継機を期待したいところだ。

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