Jackeryが世界中で支持されるのはなぜ?
ポータブル電源、「Jackery」なら安心安全の理由。スペックだけじゃない“重要な要素”とは
近年、人気が高まり、普及が広がっているのがポータブル電源だ。アウトドアニーズや防災対応、そして、日常生活での活用など、すでに一家に一台あっても珍しくない存在になり始めている。
そもそもポータブル電源とは、大容量の電気を貯めておける蓄電池を内蔵したアイテムのこと。様々な電気製品が使えるようにAC電源やUSB端子、DC端子などの出力ポートを備え、必要に応じて給電することができる。
ポータブル電源は、内蔵する充電池の容量や各種回路の性能、品質によって、使える電気の量や出力が異なるため、使い方にあったブランドや製品を選ぶことが大切だ。そんな中で注目を集めているのが、いち早く日本市場での展開をスタートさせたブランド、Jackery(ジャクリ)だ。今年でブランド創立12周年、Jackery Japanも創立5周年を迎えた。
今回は、世界で支持されるJackeryが信頼を集めている理由について、株式会社Jackery Japanのマーケティング担当・鈴木達也氏に、そして、防災視点でのポータブル電源の有効性について、一般社団法人防災安全協会の水口健氏にお話を伺った。
グリーンエネルギーの活用を推進するメーカーとして誕生
Jackeryの創業は2012年、アメリカのカリフォルニア州フリーモントだ。「グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する」ことをビジョンに掲げて誕生した。そして2016年にアウトドア向けのポータブル電源を発売。2018年に持ち運びできるポータブルソーラーパネルを製品化している。
「Jackeryは創業時から単なるエネルギーの提供ではなく、アウトドアやサステナブルなライフスタイルに貢献することを目指してきました。そして2019年に、日本法人としてJackery Japanを設立。日本市場に本格参入し、現在5周年を迎えています」(株式会社Jackery Japanの鈴木達也氏)
鈴木氏によると現在Jackeryブランドでは、グローバルでポータブル電源やソーラーパネルの累計販売台数が400万台を突破し、大きなシェアを有しているそうだ。日本市場においてもトップクラスの1社として、多くの製品の提供を続けている。
このように日本市場でJackeryのポータブル電源が支持されている理由の一つとして挙げられるのが、高い安全性を有していることだ。過充電保護や過放電保護を初めとする、高度なバッテリーマネジメントシステム(BMS)を搭載しており、様々な状況でも安心して使うことができる。そしてBMSにより、ポータブル電源自体も過負荷から保護されるため、長期間安心して使い続けることができるのだ。
豊富なラインナップを用意しているのも人気の理由だ。Jackeryでは約100Whのコンパクトサイズから、数日間電源を供給することができる3000Whの大容量タイプまで数多く展開。ニーズに合わせて最適なポータブル電源を選ぶことができる。
「さらにJackeryの強みとして強調したいのが日本国内によるサポートを用意していることです。19年に日本法人を設立して以来、日本国内で購入前のお問い合わせから購入後の修理サポートまで行い、迅速に対応しています」(鈴木氏)
ポータブル電源は大容量の充電池を内蔵しているため、トラブルがあったときはすばやく対応する必要がある。現地でのサポートが受けられることが鉄則なのだ。Jackeryはいち早くその体制を構築しているため、安心して使えるというわけだ。
さらに、使わなくなったポータブル電源を無料で回収してくれるのも嬉しい点。大容量の充電池は回収してくれない自治体も多いため、処分方法に悩むケースも少なくないが、Jackery製品なら安心だ。
販路も拡大している。販売開始当初はオンラインが中心だったが、現在では大手家電量販店やホームセンターなどでも販売されているため、実機を触って試すこともできるようになった。これまで、ポータブル電源に触れることがなかった層にも訴求がすすんでいるそうだ。
アウトドアから災害時まで多彩な場面で活躍できる
ポータブル電源が活躍するシーンの1つが災害時だ。今年1月に能登半島で発生した地震や頻発した台風、8月南海トラフ地震の臨時情報が発表された直前など、災害時に備える一般家庭向けのポータブル電源の需要が一気に上がった。
Jackeryのポータブル電源は早くより、『防災製品等推奨品マーク』が付いている。これは、一般社団法人 防災安全協会が災害時に役立つ防災製品として認証しているもの。Jackeryはポータブル電源の中でもいち早く認定されている。
「『防災製品等推奨品マーク』は、2014年より認証を始めて、これまでに300社・900製品を認証してきました。ポータブル電源は2019年から認証を始めています。最初がJackeryでした。認証の条件はいろいろあります。取扱説明書やユーザーサポートの体制、廃棄リサイクルまで循環できること、そして安全性評価です。どれか一つでもかけると不合格になります」(一般社団法人 防災安全協会の水口健氏)
Jackeryでは、これまで販売されたポータブル電源および持ち運びできるポータブルソーラーパネルの全てで『防災製品等推奨品マーク』を取得。災害時に安心して活用できるのだ。さらに、実際に災害支援を行い、ポータブル電源を被災地の生活で活用してもらっている。
「直近では24年1月に発生した能登半島地震の際に、約260台のポータブル電源を現地のボランティア団体に委託する形で提供しました。実際に現地では、避難所の衛星インターネットのスターリンクの電源として使われたり、スマートフォンの充電や炊き出しの電源として使われたと聞いています。また、電動工具の充電、炊き出し時の食器洗い機など、多岐にわたる分野で活躍しているようです」(鈴木氏)
またJackeryは、2024年の能登半島で発生した大雨被害においても支援団体にポータブル電源を寄贈。電気の供給がない場所でも高圧洗浄機を使用することができ、屋内の清掃作業が効率的にすすめられるようになったそうだ。
大規模の災害が発生すると、それに付随して停電になることが多い。そのときにポータブル電源があると安心できると防災安全協会の水口健氏は語る。
「ポータブル電源は、家庭の災害対策でも重要です。停電時に冷蔵庫などに電源を供給したいと考えると、大容量のモデルが必要になってしまいますが、スマートフォンやUSBの懐中電灯などを充電するためにも、まずは500Whぐらいの小さいモデルでもいいので、用意すると安心です。また、ご家族が喘息の吸引器のような小型の医療機器を使っている場合もあるといいですね。小さいサイズを複数用意するのも使い勝手がいいです」(水口氏)
Jackeryのポータブル電源があるといざというときに安心
現在の生活は電化製品に囲まれている。いざ停電が起きると、スマートフォンの充電もできなくなり、情報からも隔離されてしまう。そんなときに、ポータブル電源があれば、最低限の電源が確保できる。
また、Jackeryのポータブル電源には、パススルー機能とUPS機能が搭載されている。この機能を使うことで、普段からポータブル電源に接続しておいて、通常はコンセントからの電力を使い、停電時にはポータブル電源からの電力に自動切り替えすることもできる。
ポータブル電源は、一般的な発電機などと比べるとコンパクトなので、被災時は充電できるところまで運ぶことも可能だ。災害の多い日本では、防災の観点からも、ぜひ1台は確保しておきたい。
なお、鈴木氏のおすすめは今年度の新定番モデルの「Jackery ポータブル電源 1000 New」だ。7月に発売されてからシリーズ累計販売5万台を記録した。
コンパクトサイズながら1500W出力に対応しており、ほぼ全ての家電への給電が可能。停電などが発生した場合でも20ミリ秒(0.02秒)未満でポータブル電源からの電源供給に切り替えられるため、停電対策としても利用できる。
またJackery独自開発、特許出願済みの最先端の低自然放電技術により、100%の電力を1年間保管しても自然放電はわずか5%、電力損失を抑え長期的な安心と災害への備えを実現するという。最速60分でフル充電できるため、レジャーなどでも使いやすいそうだ。
また、より大容量な「Jackery ポータブル電源 2000 New」も8月に発売された。こちらは2024Whの超大容量と定格出力2200W(瞬間最大4400W)の高出力に対応するモデル。バッテリーのセルをボトムケースのハニカム構造に直接結合する「CTB構造」を2000Whクラスのポータブル電源に世界初採用し、小型化や強度アップも実現した。
また、より大容量な「Jackery ポータブル電源 2000 New」も8月に発売された。こちらは2024Whの超大容量と定格出力2200W(瞬間最大4400W)の高出力に対応するモデル。バッテリーのセルをボトムケースのハニカム構造に直接結合する「CTB構造」を2000Whクラスのポータブル電源に世界初採用し、小型化や強度アップも実現した。
今後もますます広がっていくであろう、ポータブル電源とソーラパネル。これからどのように進化していくのか、Jackeryの今後の展開が楽しみだ。
(提供:株式会社Jackery Japan)