マネーロンダリングと贈収賄の容疑
『荒野行動』のNetEase、元幹部と従業員がマネーロンダリングの疑いで逮捕
報道によると、中国ゲーム大手NetEaseの元幹部2人と従業員9人が、推定8億~10億元(約170億~約214億円)の資金洗浄に関わったとして逮捕された。
Bloombergや中国メディアのLeifengなどの報道によると、NetEaseのeSports部門責任者だったXiang Liangと、パブリッシング部門責任者だったJin Yuchen、さらに開発者など9人が逮捕されたとのこと。当局が調査に入る直前にNetEase社内に送信されたという内部メモでは、逮捕された11人は、在籍中に汚職や詐欺行為を行った疑いがあるという。
当局によって11人が逮捕された後まもなく、NetEase社内では従業員が使用するコンピューターのスクリーンセーバーがNetEaseの社内コンプライアンス規定を示したものに置き換えられたそうだ。
また、資金洗浄プロセスへの関与が疑われる企業27社も、捜査リストに含まれているという(一部では28社と報道)。ただし、当局はこの企業各社の名前を公表していない。一方で一部メディアは、逮捕者のリストに名前があった従業員のうち1人が、逮捕のうわさを否定したと伝えている。
今年に入ってから、中国の大手ネット企業(TikTok親会社のDouyin、Tencent Holdings、フードデリバリーの美団etc…)は相次いで詐欺行為防止通知を発行しており、それぞれに関わったとされる数百人以上におよぶ従業員を解雇している。また、Tencentは昨年も、70件以上の汚職などの調査によって120人を超える従業員を解雇し、さらに約20人を公安当局に容疑者として引き渡していた。
- Source: Bloomberg Game Developer YiCal Global
- via: Eurogamer Engadget