ついに60Hz画面から進化する?

アップル、90Hz対応ディスプレイを開発中か。次期iPad Air、iMac、Studio Displayに搭載?

Image:Tanya Keisha/Shutterstock.com

アップルが将来のiPad Airや24インチiMac、純正ディスプレイStudio Display向けに90Hzのディスプレイを開発中との噂が報じられている。

この噂は、マイク・ハーレー氏とジェイソン・スネイル氏がホストを務めるポッドキャスト「Upgrade」に匿名の情報提供者が寄せたものだ。両氏ともテクノロジー記事やポッドキャスト界隈で知られている人物であり、特にスネイル氏はアップル製品に関する情報やレビューに定評がある。

現在、上記すべての製品にはリフレッシュレート60Hzのディスプレイが搭載されている。今回の噂によると、90Hz対応のパネルはまずM3 iPad Airに搭載され、その後24インチiMacとStudio Displayにも採用されるとのことだ。

より具体的には、「90Hz前後に固定された新型Liquid Motionパネル」を使った、より高いリフレッシュレートの液晶ディスプレイを開発中だという。Liquid Motionパネルの技術的な説明はないが、「Liquid」はアップルが液晶パネルに使うブランド名であり、iPhone XRや有機EL化する以前のiPad Proの画面にも「Liquid Retina」が冠されていた。

かつてディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は、次期12.9インチiPad Airに(前12.9インチiPad Proと同じ)ミニLEDバックライトの液晶画面が搭載されると予想していた。その後、ミニLEDはコストが高すぎるとして撤回した、AirでもProでもない「新たなiPad」が登場する可能性を示唆していた

また、Young氏は「iPhone 17」シリーズ全モデルに120Hz対応のProMotionディスプレイが搭載されると報告していた。が、アップルがその他の製品に90Hzディスプレイを採用するとの噂話は、今回が初めてである。

次期iPad Airについては、2025年初頭に登場するとBloombergは報じていた。24インチiMacは先週M4モデルが登場したばかりであり、アップデートは早くても2025年後半になるだろう。

また次世代Studio Displayに関する噂話は聞こえてこないが、現行モデルは初代Mac Studioと同時に発表されており、2025年中と予想されるM4版Mac Studioと近い時期に登場するのかもしれない。

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