MacのWi-Fi 7対応も来年後半から?
「iPhone 17」にアップル自社開発Wi-Fiチップ搭載か。独自5Gモデムとは別物?
今週初めから新型Macモデルが相次いで発表され、年内におけるアップルの新製品リリースがおそらく完了した。そんななか、来年の「iPhone 17」シリーズには自社開発のWi-Fi 7チップを搭載すると著名アナリストが主張している。
今月初め、米9to5Macはアップルの自社開発5Gモデムが「Wi-Fi、Bluetooth、GPS」も処理する野心的なチップになると報じていた。だが、アップルのサプライチェーン情報に精通するMing-Chi Kuo氏は、この説に反対している。
同氏はXの投稿にて、アップル独自開発の5GチップとWi-Fiチップは「2つの異なるチップ(異なるTSMCプロセスを使用)」としつつ、2025年後半からiPhone 17などに展開される予定だと述べている。さらに、これらのチップは「同時に」デバイスに搭載されるとのこと。
この情報が本当であれば、当面は5G/Wi-Fi/Bluetooth/GPS統一チップの噂は否定されるが、将来的には可能性が残るかもしれない。
Kuo氏は数か月前、来春に発売が噂される「iPhone SE 4」にはアップル自社開発の5Gモデムが搭載されると述べていた。しかし最新の投稿では、独自Wi-Fiチップは「2025年後半の新製品(iPhone 17)」から使うと付け加えており、それ以前のiPhone SE 4には従来通りBroadcom製のWi-Fi+Bluetoothチップ(以下、Wi-Fiチップ)が搭載されると示唆している。
現在Broadcomは、年間3億個以上のWi-Fiチップをアップルに供給している。一方、アップルはiPhone 17シリーズ以降は独自Wi-Fiチップを採用し始め、Broadcomへの依存度を急速に下げていくとのことだ。
M4シリーズチップ搭載の新型iMacやMac mini、MacBook Proは依然としてWi-Fi 6E止まりである。iPhone 16シリーズではWi-Fi 7に対応しながら、なぜMacでは採用を見送ったのか不思議がる声もあったが、複数の製品カテゴリーで独自Wi-Fiチップを同時に採用するタイミングまで待っているのかもしれない。
- Source: Ming-Chi Kuo(X)
- via: MacRumors