インパネもCarPlayで表示
アップル、さらに自動車に融合する次世代「CarPlay」発表
日本時間7日未明に開催されたアップルの開発者カンファレンスWWDC22で、アップルはiOSのカーインフォテインメント連携機能CarPlayの次世代バージョンを発表した。
この新しいCarPlayでは車載のインフォテインメント用のディスプレイだけでなく、新世代の自動車が採用するグラフィック式のインストルメントクラスター(インパネ)もCarPlayで制御可能となり、スピードメーターや燃料計、水温計などを好みのデザイン(スキン)に変更したり、カーナビをインパネ内に表示したり、さらにエアコンの操作なども行うことが可能になる。
ウィジェットやスキン、アプリはユーザーが自由にカスタマイズして、ディスプレイ上に配置できるようになる。アップルは来年後半にはさらにCarPlay機能に関する多くの情報を案内できる予定だと述べた。
なお、次世代CarPlayに対応する自動車ブランドとしては、ランドローバー、メルセデスベンツ、ポルシェ、日産、フォード、リンカーン、アウディ、ジャガー、アキュラ、ボルボ、ホンダ、ルノー、インフィニティ、ポールスターが挙げられており、これらのブランドの2023年モデル以降と統合が可能になるようだ。
アップルは長らく独自の自動運転EVを開発しているとされるが、今回のCarPlay機能のアップデートは、その「アップルカー」が登場した際に、どのような体験が得られるかをプレビューさせてくれるものと言えるかもれない。