1台で約4.6億円

『ダークナイト』3部作に登場したバットマンカー「タンブラー」のレプリカが10台限定販売

Image:Action Vehicle Engineering

クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』3部作でバットマンが使用する乗りものとして登場したバットマンカー、「Tumbler(タンブラー)」の走行可能なレプリカが10台限定で製作される。

このクルマを製作するのはAction Vehicle Engineeringと呼ばれるカスタムカーメーカーで、ワーナーブラザーズから公に認可を受けているという。なお、映画の中ではジェットエンジンで走る姿も見られるタンブラーだが、さすがにこのレプリカは炎を吹き出しながら走ることはない。

Image:Action Vehicle Engineering

それでも、航空機用の鋼管を用いたチューブラーフレームで製作される車体には、ケブラー、カーボンファイバー、グラスファイバーといった素材で製作した外装パネルが取り付けられ、前述のジェットエンジンのほか、煙幕散布システムや砲塔なども再現しており「高度なソフトウェアシステム」を搭載。ダッシュボードのパネル配置に至るまで映画に忠実に再現するようエンジニアらはすることに努めており、購入者が満足いくものに仕上げているという。

エンジンは排気量6.2リッター、出力525馬力、486Nmのトルクを発生し、パドルシフト付きのGM製オートマチックトランスミッションを搭載する。

なお、このカスタム版「タンブラー」は、公道を走ることはできない。もしどうしても走らせたい場合は、サーキットや、どこか広い駐車場を貸し切るなど、閉鎖された場所が必要になるだろう。そしてそれ以前に、1台あたりの値段は300万ドル(約4.6億円)という非常に高額なうえ、購入希望者はその意志をメーカーに示して招待を受ける必要がある。

Image:Action Vehicle Engineering

タンブラーを操り、ゴッサムシティを守るバットマンの正体はウェイン・エンタープライズを所有する大企業のオーナーにして大富豪のブルース・ウェインだが、現実の世界でも、タンブラーを所有するには、4.6億円を支払える能力を持つ金持ちでなければならないようだ。

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