A18搭載×iPhone 14と同じバッテリー容量なら駆動時間は大幅アップ?

「iPhone SE 4」、A18チップ/RAM 8GB搭載でiPhone 14同等ディスプレイ採用か

Image:Vladimir Razgulyaev/Shutterstock

アップルが廉価iPhoneの第4世代モデル、通称「iPhone SE 4」を今後数か月のうちに発売すると示す噂話が次々と届けられてきた。ディスプレイ出荷がまもなく始まるとのサプライチェーン情報もあり、著名アナリストMing-Chi Kuo氏も「20224年12月から量産開始、12月~25年第1四半期にかけて約860万台を生産」と述べている

そんななか、iPhone SE 4の全スペックと称するものを著名リーカーが発信している。搭載プロセッサーや寸法、予想価格に至るまで詳細なものだ。

発信元のJukanlosreve氏は、かつて「Revegnus」や「Tech_reve」名義で活躍したのと同一人物だと見られており、未発表のアップル製品やAndroid製品のリークには一定の実績がある。

Image:Jukanlosreve(X)

まず搭載プロセッサーは、iPhone 16標準モデルにも採用されたA18とのこと。製造プロセスも同じTSMC N3E(第2世代3nm技術)とされている。そしてRAM容量は8GBだと主張しているが、これはApple Intelligenceが動作する最低要件である。

またディスプレイは6.06インチのLTPS OLED(解像度2532×1170)、ピーク輝度は800nits、セラミックシールドも実装しているとのこと。また有機ELの材料セットにはM11を使うという。


これらの仕様は、材料セットを含めてiPhone 14標準モデルと同じである(つまり常時表示や120Hzには非対応)。以前、iPhone SE 4はiPhone 13(iPhone 14標準モデルと同じ仕様)の有機ELパネルを再利用するとの噂もあったが、可能性が高まった形である。

ボディの寸法は146.7×71.5×7.8mm、バッテリー容量は3279mAhとのこと。こちらも、iPhone 14と完全に一致している。iPhone SE 3のバッテリー容量はわずか2018mAhだったため、実に62.5%も増加することになる。

カメラについては、背面にはソニー製の48MP IMX904センサーが1つ搭載され、前面には12MPのカメラが搭載されるという。動画撮影機能については、前面・背面ともに言及がない。

注目すべきは、アップル独自開発の5Gモデム、コードネーム「Centauri」搭載とされることだ。米9to5Macの情報筋も全く同じコード名を伝えており、Wi-FiやBluetooth、GPSも処理すると主張していた

ほかFace IDやIP68の防塵・防水機能、最大20Wの有線充電、最大15WのQi2およびMagSafeワイヤレス充電といった仕様は、ほぼiPhone 16標準モデルと同じだ。予想価格は499~549ドル(約7万6000円~8万4000円)とのことで、iPhone 16よりも大幅に安い。

この情報が本当であれば、「Apple Intelligenceが使える最も安いiPhone」となり、非常にコストパフォーマンスが高くなるだろう。背面カメラは1つとなるが、大幅に増えたバッテリー容量と電力効率が改善したA18プロセッサーにより、駆動時間の飛躍的な改善も期待できるはずだ。

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