ゴルフ機能を中心に強化、ランニングフォームの分析も

ファーウェイ、スポーツ性能を強化した新スマートウォッチ「WATCH GT 5」シリーズ

編集部:平山洸太

「HUAWEI WATCH GT 5シリーズ」9モデルが一挙発表(前列手前にあるのは、同時発表のHUAWEI WATCH Ultimateの新色グリーン)

ファーウェイ・ジャパンは、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 5シリーズ」を発表。10月9日に発売する。ラインナップおよび価格は以下の通り。

【HUAWEI WATCH GT 5 Pro】
・46mmモデル/ブラック・フルオロエラストマーベルト:48,180円(税込)
・46mmモデル/チタニウム・チタニウムベルト:65,780円(税込)
・42mmモデル/ホワイト・フルオロエラストマーベルト:65,780円(税込)
・42mmモデル/セラミック・セラミックベルト:87,780円(税込)

【HUAWEI WATCH GT 5】
・46mmモデル/ブラック・フルオロエラストマーベルト:33,880円(税込)
・46mmモデル/ブルー・表面織物加工フルオロエラストマーベルト:36,080円(税込)
・46mmモデル/ブラウン・レザーベルト:36,080円(税込)
・41mmモデル/ホワイト・レザーベルト:36,080円(税込)
・41mmモデル/ブルー・フルオロエラストマーベルト:33,880円(税込)

HUAWEI WATCH GT 5シリーズは「スポーツ専門にモニタリングするスマートウォッチ」として、ゴルフ機能を始めとしたワークアウトモードの搭載に重点が置かれている。

GT 5シリーズでは、ボディ全体のナノ防水塗装により、全てのモデルで5ATMとIP69K認証の防塵防水性能を確保。さらにGT 5 Proでは、水深40mのフリーダイビングにも対応する。

GT 5 Proのブラックモデル

また、バンドはEasyFit 3.0を採用し、より着脱が簡単にできるよう改良を施している。互換性も担保しており、GT 5 ProとGT 5だけでなく、GT 5シリーズと従来のGT 4シリーズでもバンドを共有できる。

GT 5 Proのケース素材として、46mmはチタニウム(航空機グレードのTC4チタン)、42mmはセラミック(超高強度ナノクリスタルセラミック)を採用。両サイズともリアケースにはセラミック、風防にはサファイアガラスを採用するなど、Proモデルでは素材にこだわっているとする。

左がGT 5 Proの46mmモデル、右が42mmモデル

GT 5では、ケース素材に316L ステンレスを使用。46mmのブルーカラーのみ、表面に立体織物加工を施したフルオロエラストマーを採用する。小さい方の41mmモデルについては、GT 5 Proと同様に女性向けのデザインを採用する。

左がGT 5の46mmモデル、右が41mmモデル

ディスプレイは、全モデルでAMOLEDを採用。サイズと解像度については、GT 5 Proの46mmが1.43インチ/466×466(326PPI)、42mmが1.32インチ/466×466(352PPI)。また、GT 5の46mmは1.43インチ/466×466(326PPI)、41mmは1.32インチ/466×466(352PPI)となる。

目玉としているゴルフ機能では、全面的に機能アップデートを実施。特にGT 5 Proには新しいゴルフマップを搭載しており、立体的な3D表示が行えるようになった。日本だけでなく海外10か国以上のコースにも対応する。

3Dコースマップを新搭載

またGT 5 Proのゴルフ機能では、ハザードまでの距離表示、グリーンの傾斜や距離/方向の表示が新たに可能となった。これらの新機能については、上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate」もアップデートによりサポート予定となる。

なおGT 5にも、昨年にGT 4シリーズに搭載されたゴルフ機能を引き続き搭載。日本の2200以上におよぶコース表示(2D)、風速や風向きの表示、ゴルフ中の心拍数やカロリー数などの健康データ測定が行える。

100種類以上のワークアウトモードにより、ゴルフ以外のスポーツ計測にも対応。そのうち20種類以上はプロワークアウトモードとなる。ランニングについては、同社で初めてランニングフォーム測定に対応し、左右バランスや接地時間などの検出、それを用いたアドバイス提案なども行える。

ランニングフォームの計測に対応

ワークアウトに役立つアップグレードとして、GT 5シリーズ全モデルで、フルカラーマップ表示に対応。ランニングやウォーキング中において、いまの現在を確認しやすくなった。スマートフォンからオフラインマップの取り込みもサポートする。

なお、マップ表示の際に重要なGPSの精度も向上。独自のヒマワリ型アンテナを採用することで、ウォッチがどの向きであっても、ヒマワリのようにアンテナが衛星を向くように設計されているという。具体的には、ルート精度が25%、距離精度が20%、ベース精度が20%高まっている。

健康管理機能では、心拍数、血中酸素レベル、呼吸数、睡眠、ストレス、対表面温度、生理周期の測定に対応する。これまで個別に分かれていたモニタリングシステムを統合した「HUAWEI TruSenseシステム」に刷新することで、測定精度や測定時間も改善。新たに情緒測定も加わり、メンタル的な指標も快適/普通/深いの3段階で検知可能となった。

GT 5の裏面センサー部
GT 5 Proの裏面センサー部

ほか、GTシリーズ初となるキーボード入力にも対応。同じく初の機能として、スクリーンショットも撮影できるようになった。また、アラームはカスタム名の設定と音量レベル調整に対応、メッセージ通知もより見やすくなるよう改善が加えられている。

バッテリー持続時間は、46mmモデルは通常使用で約14日間/ヘビーユースで約9日間、41mmと42mmモデルは通常使用で約7日間/ヘビーユースで約5日間。GT 5 Proのみワイヤレス急速充電をサポートし、約60分でフル充電が行える。

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