Threads、フェディバース経由のフォロワー数表示に対応。投稿後の編集可能時間も15分に拡大
Metaのアダム・モセリ氏は、InstagramのTwitter風サービス「Threads」が、同サービスが使用する分散型SNSプロトコルActivityPubを使う他のサービスからのフォロワーの数が確認可能になったことをユーザーに告知した。またユーザーが文章を投稿してから、修正が可能な時間を、従来の5分から最大15分に延長したことも明らかにしている。
Threadsは従来の中央集権的なSNSとは異なり、分散型SNSプロトコルであるActivtyPubを採用し構築されている。ActivityPubを採用するサービスには、他にMastodonやPixelfedなどがあり、仕組み上は、異なるSNSのサーバーを相互に接続した「フェディバース(Fediverse)」を構築することで、ユーザーはSNSの垣根を越え、各サービスのユーザーと投稿のやりとりや公開情報の参照が可能になる。なお、フェディバースを構築可能な分散型SNSプロトコルは、ActivityPubだけでなく、Blueskyが採用するAT Protovolなどがある。
Threadsは今年、徐々にフェディバース関連機能を強化してきた。6月には、自分の投稿に対するフェディバース経由の返信を参照可能にしており、数週間前には他の人の投稿への、越境返信も見られるようにした。まだ、別のSNSからの返信に対して反応を返すことはできないが、その機能も現在開発中だ。
今回追加された機能では、自分の投稿に対する、フェディバース経由でのいいねの様子や、自分に対する越境フォロワーのリストを見ることを可能としている。
ただ、それでもまだ、Threadsのフェディバースのサポートには制限が残る。たとえば、ユーザーはまだ他のサービスのユーザーを検索することはできない。また、Threadsにおける投稿がフェディバース経由で他のサービスに現れるまでには15分の遅延がかかるようになった。これは、冒頭に述べた、投稿後編集時間が最大15分になったためだ。
- Source: Adam Mosseri (Threads)
- via: TechCrunch Engadget