最大39Wとしても大幅スピードアップ

iPhone 16シリーズ、全機種が最大45Wの急速充電に対応か

Image:Media Whale Stock/Shutterstock.com

iPhone 16シリーズ全モデルのUSB-Cポートを通じた充電速度が最大45Wに対応していることが、中国政府の国家認証認定管理委員会(Certification and Accreditation Administration of the People’s Republic of China/略称CNCA)の認証から判明したと報じられている。

著名リーカーShrimpApplePro氏はXにて、中国SNSのWeiboへの投稿を紹介している。CNCAが管理するCCC(China Compulsory Certification)は、中国国内で販売されるスマートフォン等に対して義務づけられる強制認証制度であり、メーカーは製品の仕様などの届出が求められる。

それによれば、iPhone 16全モデルが5-15V、3Aでテストされているが、これは最大45Wである。最大27〜29Wに過ぎなかったiPhone 15シリーズよりも、50%以上も高速だ。

iPhone 16シリーズの正式発表前に、有線急速充電に対応するとの噂は流れていた。アップルはMagSafeワイヤレス充電が適切なアダプタとの組み合わせで最大25W充電できるとは述べたが、有線充電には言及せず、公式サイトの仕様でも30Wアダプタ対応に触れているだけだ。

アップルが有線充電にコメントしない傾向を考えると、驚くべきことではない。ここ数年のiPhoneは25W以上の充電が可能となっているが、いまだに「別売りの20Wアダプタ」使用を勧めている。純正品のアダプタが売れなくなることを危惧しているのかもしれない。

もっとも、別の著名リーカーIce Universe氏は「信頼できるソース」からの情報として、実際にはiPhone 16シリーズの最大充電速度は39Wだったと述べている。それでも、前モデルから大幅にスピードアップしたことに違いはないだろう。

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