BlueskyもThreadsも、Twitter代替として違和感なく使えそう
Xを禁止したブラジルでBlueskyがダウンロードランキング首位に。3日間でユーザー数が100万人増
イーロン・マスク氏が所有するSNS「X(旧Twitter)」は、偽情報やコンテンツ管理をめぐるブラジルの最高裁判所判事と対立した結果、ブラジル国内における即時のサービス停止を命令された。最高裁判所はまた、VPNを使用してXを利用した者には1日あたり5万レアル(約130万円)の罰金を科すとも述べた。
その結果、ブラジルではXの禁止が命令されてから3日間でTwitter風の新興SNSであるBlueskyのユーザーが100万人も増え、ブラジルの無料iPhoneアプリのダウンロードランキングで首位に躍り出た。
BlueskyのCEO、ジェイ・グラバー氏は、同国でのユーザー急増により「グッド・ジョブ、ブラジル。あなた方は正しい選択をした」と述べた。
Bluerskyは以前は招待制を敷き、急激なユーザー数の増加には慎重な姿勢を示していた。今年2月にようやく誰でも自由にユーザー登録ができるようにしたが、同時期にサービスを開始し急速にユーザー層を拡大したMeta(Instagram)のThreadsに比べればまだまだ規模は小さい。Blueskyは、2024年5月時点でユーザー数が600万人を超えたばかりだった(Threadsは搭乗翌日には3000万人を超え、5日目には1億人を超えた)。
Xは、偽情報を拡散したとされるアカウントを削除するよう命じたブラジル最高裁判所のアレクサンドル・デ・モラエス判事について「検閲命令に従わなければ、ブラジルの法定代理人を逮捕すると脅した」と抗議した。一方。判事はXがブラジルにおける法定代理人を指名しなければ、ブラジルはこのSNSを禁止すると警告していた。
ルーラ・ダ・シルバ ブラジル大統領は8月30日、Xに自身の他のSNSアカウントへのリンクを投稿し、ブラジル国内のフォロワーに移動を促した。
- Source: TechCrunch