iPhone SE 4の発売時期は不明
「iPhone SE 4」「iPhone 16 Pro」、“公式マーケティング資料”と称する画像が登場
次期「iPhone 16シリーズ」と廉価モデルの第4世代「iPhone SE 4」につき、これまで数々の噂話が伝えられてきた。それらを裏付けるような「公式マーケティング資料」と称するものがネット上に出回っている。
インドメディアSmartprixは、中国SNSのWeiboでシェアされたという画像を転載している。iPhone SE 4は2025年初頭に発売が予想されていたが、この資料が本物であれば、iPhone 16シリーズと同時の9月に登場する可能性がある。
iPhone SE 4
新たな資料によると、新型iPhone SEはiPhone 14と同サイズの6.1インチ画面を搭載し、上部にはノッチ(切り欠き)がある。また、過去モデルのTouch IDに替えてFace IDを採用し、iPhone 16シリーズへの投入が予想される「A18 Bionic」チップを搭載するという。
iPhone 14と同じディスプレイ仕様やFace ID対応は複数の情報源が伝えており、A18搭載は著名リーカーIce Universe氏の主張とも一致している。つまり、Apple Intelligence対応の可能性が高まったことになる。
ほかSmartprixによれば、リークされた画像の1つでは4199中国元=約599ドルまたは8万6000円が示唆されているとのこと。米国価格は429ドル~499ドルとの予想もあり、500ドル程度に抑えれば「売れ筋になる」との見解もあるが、少しばかり上回っているようだ。
iPhone 16 Pro
こちらも同じユーザーがWeiboでシェアしていたという。「キャプチャーボタンで決定的瞬間を保存する」とのキャッチフレーズとともに、新たなボタンが本体の右下に追加することが強調されている。ボタン名といい配置場所といい、何度も伝えられてきたものである。
画像で確認できるカラーバリエーションはブラック/ホワイト/ブルー/イエローの4色だ。以前リークされていたブロンズは、大型の「iPhone 16 Pro Max」専用色となるのかもしれない。
最後は、背面トリプルカメラに関する資料だ。「新しいメインカメラは、さらに素晴らしい」「超広角レンズは4800万画素にアップし、より鮮明でシャープな空間ビデオが撮影できる」という記述は、複数の噂話とも符合している。「超薄型クアッドプリズム反射技術は、カメラに入る光の量を劇的に増やす」ともあり、映像が鮮明になることも期待できそうだ。
興味深いのは、カメラ性能のくだりで「A18 Pro」搭載を強調していることだ。「A18 Proチップのパワフルなニューラルネットワークエンジンが、iPhoneにヘビー級のAIパワーをもたらし、コンピュテーショナルフォトグラフィーの新たな強みをもたらす」と述べている。
今回の「マーケティング資料」が本物である保証はない。が、信頼できる情報筋とも多くの点で一致しており、使われているフレーズ等もアップルらしさを感じるものだ。
もしもA18搭載のiPhone SE 4が9月に登場すれば、iPhone 16シリーズ以上の衝撃をもたらす可能性がある。とはいえ、iPhone SEシリーズの発表は3~4月が恒例であり、利益率の高いフラッグシップiPhoneと共食いになりかねないタイミングも考えにくいため、続報を待ちたいところだ。
- Source: SmartPrix