サイズは14インチと16インチ

M4搭載MacBook Pro、2024年末に発売? ディスプレイパネルが出荷開始か

Image:serhatctk/Shutterstock.com

アップルの最新チップ「M4」を搭載したMacBook Proが2024年内に登場するとの噂が相次いでいたなか、すでにディスプレイパネルの出荷が始まっていると著名アナリストが主張している。

ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏はXの有料購読者向けに、14インチと16インチのM4 MacBook Pro向けディスプレイパネルが7~8月に出荷されていると報告。これまでのパターンに基づくと、新型MacBook Proは第4四半期(10~12月)に発売されるはずだと述べている。

Young氏はディスプレイを搭載するアップルの未発表製品(Mac mini等は守備範囲外)を正確に予想してきた実績があり、最近ではiPhone 15標準モデルもダイナミックアイランドを採用すること、大型の12.9インチiPad Airが登場することも的中させていた。

おりしも今月初めにBloombergのMark Gurman記者が、アップルが2024年内にM4シリーズチップを搭載したMacBook Pro、Mac mini、iMacの新型モデルを投入すると述べたばかりだ

14インチと16インチMacBook Proには、M4や未発表の「M4 Pro」および「M4 Max」が採用される見通しだ。エントリーモデルの14インチにはM4が搭載され、上位モデルの14インチ/16インチにはM4 ProとM4 Maxという構成が予想される。

現行のM3 MacBook Proは昨年11月に発売されており、まだ1年も経っていない。とはいえ、5月にM4搭載iPad Proが投入されており、ユーザーからも最新Macを求める声は上がっている。

かたやMac miniに関しては、全面的なデザイン刷新が予想されている。過去10年にわたり大きな変化がなかったフォームファクターから、Apple TVに近いサイズとなり、アップル史上最も小さなMacになるという。そして現行モデルのM2/M2 Proに替えてM4/M4 Proを採用すると、Bloombergは報じていた

M3チップはTSMCの第1世代3nm技術「N3B」で製造したのに対し、M4チップは第2世代の「N3E」技術を採用している。それにより性能と電力効率が向上するとともに、AI処理向けのNeural Engineも強化している。

次期「iPhone 16」シリーズや新型Apple Watchは、9月の大型イベントで登場するとの見方が有力だ。新型Macは、その後10月~11月に行う第2のイベント、ないしウェブ上のプレスリリースで発表される可能性がある。

いずれにせよ、11~12月の年末商戦期に入る直前に、新型Macのラインナップを投入するのは理にかなっている。いま店頭やオンラインストアに並んでいるM3モデルは、ひとまず買い控えた方が賢明かもしれない。

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