プロセッサーは前モデルと同じ可能性あり

「Pixel Watch 3」、プロモ画像がリーク。薄型ベゼル&画面輝度向上で充電速度もアップか

Image:Android Headlines

Googleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 3」のリークが相次ぐなか、公式プロモーション資料と称する画像が登場し、ディスプレイの仕様やアプリの新機能などの詳細が明らかになった。

Android Headlinesは「ある情報筋」から入手したというプロモ画像を掲載し、新たなフィットネス機能やスペック、ソフトウェアの改善などにスポットを当てている。

まずハードウェアの改善は、ベゼルが薄くなったことで、画面が広くなっている。既存モデルの後継機である41mmサイズは「画面が10%広くなり」、新たなサイズ45mmでは(前41mmよりも)「画面が40%広くなった」という。掲載されたウォッチフェイスを見るかぎり、たしかに表示領域が広く・ベゼルが狭くなっており、2世代にわたるユーザーの不満に対応している。

従来はPixelスマホ向けのディスプレイブランドだった「Actua」もスマートウォッチに導入された。ピーク輝度はPixel Watch 2の1000nitから2000nitsに向上。また、宣伝では「超反応」だとしているが、どのような意味なのかは言及していない。脚注には「すべてのコンテンツで利用できるわけではない」とあるため、リフレッシュレートが向上した可能性がある。

Image:Android Headlines

かたやソフトウェア面では、Googleマップがオフライン地図に対応し、ウォレットでは「公共交通機関」と「アクセス」がサポートされている。もっとも、すでに日本ではSuicaを使って電車に乗れるため、さほど大きな変更ではない。

フィットネスに関しては、まず新機能「Morning Brief」を搭載し、主な健康関連数値の要約を毎朝伝えるという。またランニングについては、スプリントやクールダウン、ペース維持のタイミングを音声と触覚で通知。ほかケイデンスや歩幅、上下振動を分析し、フォームを改善するのにも貢献するようだ。

興味深いのが、Google NestカメラやDoorbellの映像をリアルタイムで確認しつつ、双方向会話ができることだ。現状では通知で簡単なプレビューしか見られないことから、大きく強化している。またPixel Cameraアプリでは、写真撮影と動画撮影を切り替えることもできるようだ。

最後にバッテリー周りについては、両サイズとも(AOD使用時の)24時間という持続時間は変わらないが、最大36時間を歌う「バッテリーセーバー」モードが追加されている。また小型の41mmモデルでは、充電が20%高速化されているとのことだ。

見かけのデザインこそ大きく変わらず、搭載チップも前モデルと同じ「Snapdragon W5」といわれている。が、ベゼルが薄くなり、画面が広くて明るくなり、フィットネス機能も充実しているなら、買い換えを検討する価値はありそうだ。

これらPixel Watch 3(41mmと45mm)は、8月14日深夜2時からの「Made by Google」イベントにて、次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズと共に正式発表される見通しだ。

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