自室にジムを置きたいならこれ
畳1枚分あればジム一式が揃う? 100以上のワークアウトに対応する「Gympad Bench」
クラウドファンディングサービスKickstarterで、わずかなスペースがあれば100種類を超えるワークアウトがこなせるというエクササイズ器具「Gympad Bench」が出資募集キャンペーン中だ。
夏の酷暑は年々厳しくなり、日中に長時間外にいると熱中症や脱水症状など、場合によっては命の危険にまでさらされるようになっている。かといって、毎日冷房の効いた屋内で生活していると、日常的になにか運動することを意識しておかなければ、気がついたときには運動不足、体力もすっかり落ちてしまったなどということにもなりかねない。
とはいえ、自宅に本格的なトレーニング器具一式を置こうと思えば、部屋ひとつをそれ専用にするぐらいの覚悟が必要になる。
そんな悩みを解消するのがGympad Benchだ。現在クラウドファンディングサービスKickstarterでキャンペーンを行っているこの商品は、複数のエクササイズマシンをひとつのコンパクトなパッケージにまとめることで、置き場所の問題を解決し、わずかなスペースで身体を動かし、鍛えることを可能にする。
Gympad Benchは、使用しないときはすべてを40W×46H×82Dcmの車輪つき収納ボックスに収められる。使用するときはもう少し場所をとるが、だいたい一畳あまりの空きスペースがあれば、ほとんどのワークアウトを行える。最も基本的なダンベル運動では、収納ボックスのクッション付きの蓋に腰掛けることができるのをはじめ、側面からは延長シートを引き出すことが可能で、蓋部分を持ち上げて背もたれにすることでウェイトベンチとして使うこともできる。
2本のレジスタンスケーブルを備える支柱は、プルダウンやチェストプレスなどに使うことが可能。支柱にはケーブルの抵抗を16~80kgの範囲で調整可能なデジタルボリュームが備えられている。
なお、オプションでローイングマシンアタッチメントも用意されており、これを使えばさらに多様なエクササイズが可能になる。だがこのオプションは、Gympad Bench本体内に収納することはできない。
Gympad BenchにはiOSおよびAndroidアプリが用意され、ユーザーはアプリ上で反復運動の回数、関節可動域、持ち上げた総重量などの統計情報を見ることができる。さらに、ユーザーが自分でワークアウトを作成することもできるようになるという。
記事執筆時点では、Gympad Benchをリワードとして受け取れる枠は約14万円からとなっている。オプションのローイングキットは約7万7000円だ。
プロジェクトはすでに目標となる合計出資額を突破しており、計画どおりに製品化が行われればリワードのGympad Benchの出荷時期は9月になる予定だ。
クラウドファンディングの心得として、プロジェクトが最終的に予定どおり商品出荷まで完遂する保証はないことは理解しておく必要がある。だが、自宅のスペースが限られていても、極力外出せずに健康的な身体を維持したいと考えるのなら、出資を検討する価値はありそうだ。
- Source: GymPad Bench(Kickstarter)