A17 Pro以上であればApple Intelligenceは動作

次期iPad miniは「A17 Pro」搭載か。“8つの開発中iPad”情報が浮上

次期「iPhone 16」シリーズでは、全モデルに「A18」チップが搭載される手がかりが見つかっていた。それに続き今後のiPadモデルには「M5」やA17 Proチップが使われる可能性が浮上している。

Image:Apple/YouTube

米MacRumorsのライターAaron Perris氏は、新たなiPad識別子が見つかったと報告している。情報源には言及していないが、「5つのiPhoneに加えて」としつつ、先日の発見者であるNicolás Alvarez氏に謝意を述べているため、やはりアップルのバックエンド(サーバー)から見つけたと思われる。

新たに存在が判明した未発表iPadは14機種だが、そのうち6つは「廃棄された」とのこと。つまり、現在開発中のiPadモデルは8つだと主張している。

まず、「iPad17,1」と「iPad17,2」は「M5」搭載の11インチiPad Pro(Wi-Fi版とセルラー版)であり、「iPad17,3」と「iPad17,4」は13インチと推測している。その対極にある無印(廉価版)モデルにはA16 Bionicが搭載され、現行のA14チップから大幅に進化する可能性があるようだ。

かたや、次期iPad miniとされる「iPad16,1」と「iPad16,2」には、iPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxにも搭載されたA17 Proが使われる可能性があるという。最新のiPad miniが発売されたのは2021年、搭載プロセッサーはA15 Bionicである。この情報が本当であれば、第8世代miniは処理速度がアップするほか、撮影した写真品質の改善が期待できるだろう。

また上記の「廃棄された」識別子のなかには、M3チップ搭載iiPad Proなど興味深いモデルが含まれている。もともとアップルはM3バージョンを発売する予定だったが、昨年から今年にかけてAIブームが勢いを増したため、Neural Engineを大幅に強化したM4搭載に切り替えたのかもしれない。

こうしたプロセッサーの更新が実現した場合、ほぼすべての次期iPadがApple Intelligenceを動かせる要件を満たすことになる。アップルが生成AI人気を当て込んで、iPadの性能を全体的に底上げすると期待したいところだ。

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