将来的に電車など他の交通手段も対応予定
「Meta Quest 3」にトラベルモードを追加。飛行機の揺れに対応した表示が可能
Metaは、同社のMRヘッドセット「Meta Quest 3」「Meta Quest 2」を対象とした“トラベルモード” の提供を5月13日より開始した。
様々なセンサーを用いて装着者の動きを検知するヘッドセットデバイスは、移動に伴う揺れが発生する交通手段利用シーンでは安定したディスプレイ表示が難しいとされてきた。
この度提供されるトラベルモードでは、旅客機内の動きを考慮したアルゴリズムを採用したことで、巨大なバーチャルスクリーンによる映画鑑賞や、アプリ画面の安定表示を可能にしたと同社は説明。現在は飛行機のみの使用に最適化されているが、将来的に電車など他の交通手段にも対応する予定だとアナウンスしている。
トラベルモードを開始するには、「設定」メニューの「試験中」のセクションから実行。その後、「クイック設定」から「トラベルモード」のオン/オフの切り替えが可能となっている。また、利用する航空会社によっては、ヘッドセットが自動的に航空機内であることを検出し、トラベルモードをオンにすることを推奨するパターンもあるという。
なお、使用する場合には、ソフトウェアを「Meta Quest v65」にアップデートし、対象のヘッドセットを再起動する必要がある。
- Source: Meta