しかし円安の元での国内価格は…
「Pixel 8a」の米国価格、Pixel 8と同等のチップやAI機能を搭載しつつPixel 7aと同じとの噂
Googleの年次イベント「Google I/O」があと2週間弱に迫っているなか、そこで発表が予想される廉価スマートフォン「Pixel 8a」の自称リークや噂話が相次いでいる。先月末にも全4色のカラーバリエーションと称する画像が登場したり、7年間のセキュリティアップデート保証をうたう「公式プロモーション画像」も出回っていた。
ほぼ全ての仕様などが明らかになった印象もあるなか、いぜん謎に包まれているのが「価格」である。「カナダの小売店経由」の未確認情報もあったが、より信頼性の高いリーカーが「少なくとも米国価格は、Pixel 7aと同じ」と主張している。
未発表のAndroid製品に詳しい著名リークアカウント@OnLeaks(Steve H.McFly氏)は、ハイテク製品情報サイトSmartPrixに「独占情報」を提供。
それによると、Pixel 8aには2つのストレージオプションがあるという。これまでPixel aシリーズは1種類。128GBしか提供してこなかったこともあり、空き容量に悩まされていたユーザーには朗報だろう。
肝心の米国価格だが、128GB版は499ドルで、256GB版は559ドルとのこと。このうち前者は、米国でのPixel 7aと同じ値段である。これまで前モデルより値上がりするとの予想が有力だったため、嬉しい情報ではある。
なぜ「前モデルより値上がり」説に、一定の説得力があったのか。それは、予想スペックを振り返れば明らかだ。
- チップセット:Tensor G3
- ディスプレイ:6.1インチ、フルHD・有機EL、120Hz対応
- DP Alt mode有線映像出力対応
- 内蔵ストレージ:128/256GBの2種類
- 背面カメラ:メイン64MP(光学手ぶれ補正)+超広角13MP
- 前面カメラ:13MP
- OS:Android 14
- バッテリー容量: 約4,500mAh
- 充電速度:最大27W
- 7年間のセキュリティアップデート保証
- カメラAI機能:ベストテイク、音声マジック消しゴム、夜景モード対応
- カラーバリエーション:Obsidian、Mint、Porcelain、Bay
つまりフラッグシップ機Pixel 8シリーズと同等の性能やAI機能が手に入るのだから、値上げされてもおかしくないと思われたわけだ。
当然、日本では円安も反映され、昨年のPixel 7aよりは高くなる可能性もある。それでも、1ドル160円換算で499ドル=約8万円であり、お手ごろ価格の範ちゅうには収まりそうではある。
今回の噂が本当であれば大盤振る舞いとも言えそうだが、Googleはそれだけ次期フラッグシップ「Pixel 9」シリーズの性能に自信を持っているのかもしれない。