すでにOculusアカウントはログインできません

Oculusアカウント、3月29日に削除。Metaアカウント移行へ

Image:Boumen Japet/Shutterstock.com

Metaは、VRヘッドセットユーザーで旧Oculusアカウントを使い続けている人々にメールを送信し、3月29日にアカウントを削除すると通知している。

メールによると、期日までにMetaアプリへ移行を済ませておかなければ、後からではアプリやアプリ内購入したコンテンツ、ストアクレジットなどができなくなるとのことだ。

Oculus VRは、2012年に設立された後、2つの開発者向けキットをリリースした段階の2014年に、Facebook(現Meta)に買収された。そして2020年からは、新規ユーザーにはOculusアカウントでなく、Facebookアカウントでの登録を求めるようになった。しかし、FacebookアカウントとOculusを紐付けたくないユーザーも多く、2022年には代替手段としてMetaアカウントが用意された。

Oculusアカウントは、すでに2023年1月からログインできなくなっている。Metaアカウントに移行していないユーザーにとっては、しばらくどこかにしまい込んでいたVRヘッドセットをMetaアカウントに移行する最後の機会になるかもしれない。

ちなみに、ユーザーはMetaのウェブサイトが示す手順に沿ってアカウント情報を移行するようになっている。その際には、MetaアカウントとOculusアカウントの両方に関連付けられているメールアドレスが必要になるという。この機会に移行しようと考えているのなら、事前に準備しておく方が良いだろう。

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは近年、メタバースと呼ばれる仮想現実空間が、スマートフォンの次の時代の新たなインターネット利用の姿になるとのビジョンを打ち出してきた。つい先日には、VR事業を促進すべくLGとの提携を発表している。ただ一方で、ブームとなっている生成AIにも関心を示しており、現在はメタバースと生成AIの二本柱的な方針に変わりつつあるようにも見える。

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