CESに広大なブース展開
<CES>Jackery、光を求めて動くソーラーパネルロボ「Solar Generator Mars Bot」公開
米ラスベガスにおいて、世界最大級のエレクトロニクス展示会「CES2024」が開幕。ポータブル電源で知られるJackeryは、自動ナビゲーション機能を備えたソーラーパネルのコンセプトモデル「Jackery Solar Generator Mars Bot」を発表した。
Jackery Solar Generator Mars Botは、「最先端のロボット工学とソーラーエネルギーのイノベーションを融合させた」と説明しており、自ら光を求めて移動するという。バッテリー容量は5000Wh、USB-CやAC出力などを備える。
ウィング状のソーラーパネルは格納式で、出力は600W。ひまわりのように太陽の方を向くソーラートラッカーを備えており、最大25%の変換効率を実現する。さらに移動するためのホイールは、障害物を回避するための大型のものを採用し、異常な感覚を検知する機能にも対応する。
JackeryはCESのメイン会場であるCentralホールにブースを展開し、このJackery Solar Generator Mars Botを展示。そのほか、自動車の上に取り付けるルーフトップテントにソーラーパネルを融合させた「Jackery Solar Generator for Rooftop Tent」、家庭の電力を3日間バックアップするというシステム「Jackery Solar Generator for Home Backup」も展示した。
まず、Jackery Solar Generator for Rooftop Tentは、ルーフトップテントに1000Wの折りたたみソーラーパネルを搭載。さらにその電力を容量1264Whのポータブル電源「1000 Plus」に充電できる。これにより、1日最大6000Whの電力で2週間のオフグリッド(つまり電力の自給自足)生活が行えるという。
続いて、Jackery Solar Generator for Home Backupは、電力をポータブル電源に保存しておき、停電時に3日間の電力供給が行えるというもの。ためておける電力の容量は、ポータブル電源「2000 Plus」と追加バッテリーにより10kWhを実現。ソーラーパネルによる充電も行えるため、オフグリッド生活もサポートできるという。アプリからのリアルタイム監視やエネルギー管理に対応し、毎日のエネルギー使用量を追跡することも可能。
そのほかブースでは、同社のポータブル電源やソーラーパネルが各種展示。昨年のIFAで発表された小型のポータブル電源「300 Plus」など、多くの製品に触れることができるようになっていた。