ファウンダーズエディションは139ドルから
やっぱり物理キーボードが欲しい人向けiPhoneケース「Clicks」。CES 2024に出展
iPhoneを使用していて、文字を入力する際に画面が隠れてしまうのが気になるけれど、Bluetoothキーボードを持ち運ぶほどでもないという人はある程度いるだろう。
そんな人におすすめなのが、米ラスベガスで開催されるCES 2024に出展予定であるスマートフォンケースタイプのキーボード、「Clicks」だ。
Blackberryの衰退以来、スマートフォンに物理キーボードが欲しいと思う人はいても、本体にキーボードを備えるスマートフォンはほとんど発売されていない。Clicksはそんな願望を満たしてくれる製品だ。
iPhoneにClicksを装着すると、文字入力時にバーチャルキーボードが表示されなくなり、広々とした画面で入力作業を進めることができる。メッセージをバブル(吹き出し)表示するメッセンジャーアプリなら、直前のやりとりをより多く表示することができるし、X(旧Twitter)のような入力欄を使用するアプリでも長文入力がいっそう快適になるはずだ。
一般的なBluetoothキーボードのようにテーブルに置く必要がなく、キーにはバックライトを備えているため、通勤・通学の電車内、帰宅途中の夜道などでも快適にタイピングができるだろう。
Clicksは、物理キーボード向けのショートカット機能ももちろん利用可能だ。たとえば、CMDキーとHキーを組み合わせればホーム画面に遷移できるし、CMD+スペースキーで検索機能を呼び出すこともできる。Safariでウェブページを表示しているときにスペースキーを押せば、画面がスクロールする。こうしたキーボードショートカットはiOSの機能だけでなく、サードパーティアプリが提供するものも使える。
Clicksは、MrMobileことMichael Fisherと、CrackBerry KevinことKevin Michalukという2人のYouTuberが設立した。Clicksの開発にはBlackberryで10年務めたデザイナーや元アップルのデザイン部門経験者らが携わっているとのこと。
Clicksが対応するのはiPhone 14 Pro、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxの3モデル。FAQのページを見ると、iPhone 14 Pro用はiPhone 14でも使えるものの、カメラ用の切り欠き部分が完全にはフィットしないと説明されている。iPhone本体の充電はClicks下部にあるLightningまたはUSB-C端子から行える。
現在、Clicksはファウンダーズエディションの予約をウェブサイトで受付中。このエディションにはシリアルナンバーおよびFounders EditionのプリントとVIPサポートが含まれる。カラーは明るい黄色のBumbleBeeと、ダークグレーのLondon Skyの2色が用意され、価格は139ドル(iPhone 15 Pro Max用のみ159ドル)、出荷は2月1日以降の予定となっている。