アニメ版『エッジランナーズ』は大好評でした

『サイバーパンク2077』実写化プロジェクトが発表。ドラマか映画かは不明

Image:Tinxi/Shutterstock.com

CD Projekt Redは、人気ゲーム『サイバーパンク2077』の世界を舞台にした実写化プロジェクトを進めていることを明らかにした。

提携先は、ドラマシリーズ『トゥルー・ディテクティブ』やApple TV+の『シャンタラム』などを手がけたメディア企業Anonymous Content。『ウエストワールド』や『ゲーム・オブ・スローンズ』の初期シーズン制作に関わったスタッフも参加するという。

今回の実写化につき、CD Projekt Redはドラマシリーズか映画になるかを特定していない。しかし、上記の提携企業やスタッフの顔ぶれから考えて、ドラマシリーズになる可能性が高そうだ。

もっとも、実写化プロジェクトは「初期の開発段階にあり、『サイバーパンク2077』の 世界を舞台にした全く新しい物語を語る脚本家を現在探し始めている」とのこと。おそらく、ハリウッドの脚本家組合がストライキ終結に向けて大手スタジオと暫定的な合意に達したことを受けての動きだろう。実際の映像制作に入るのは、当分先のようだ。

またゲームそのものの実写化ではなく「世界を舞台にしたもの」としていることから、ゲーム内シナリオを元にせず、登場する企業や組織、キャラクターたちを共有しながらも、オリジナル色の濃いストーリーが展開されるのかもしれない。

そうした実例としては、昨年Netflixで配信されたアニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』がある。『キルラキル』などオリジナル色が濃いことで知られるトリガーがアニメ制作を担当したことは当初驚かれたが、数年にわたるシナリオ共同制作やゲームデータの提供もあり、全世界で高い評価が得られている。アニメ版の強敵だったアダム・スマッシャーを、ゲーム内で倒す “お礼参り” が流行ったこともあった。

『サイバーパンク2077』が発売された当時、最近の目覚ましい展開を予想した人は稀だったはずだ。ゲームはバグだらけのまま発売され、ソニーやマイクロソフトのオンラインストアでは返金される事態もあった。

その後、ゲームは時間をかけて着実に改善され、現在では売上2500万本を突破したという(大幅割引きセールも多かった印象があるが)。

コードネーム「Orion」と呼ばれる、事実上の続編開発も発表されている。今後の、さらなる展開に期待したいところだ。

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