ディープフェイクとの線引きが危うそう

Pixel 8、新たなCM動画流出。被写体をカメラ目線にできる「ベストテイク」強調

Image:Google

Googleの次期フラッグシップ機Pixel 8は数日後(10月4日)の正式発表前に、リーク情報が次々と届けられている。GoogleストアでもPixel Watch 2と共にトップページを飾っているほか、(主にiPhoneからの)「乗り換えは怖くない」との広告も公開しており、Googleにも隠す気はないのかもしれない。

そんななか、さらにPixel 8シリーズに乗り換えるべき理由として、AI機能を強調するCM動画がネット上に流出している。

今回のプロモ動画でアピールされているのは、1つは、アプリや連絡先、音楽、写真や動画、そしてSMSやWhatsApp、iMessage(iPhone純正アプリ)などのメッセージを簡単かつ安全に引き継ぎできることだ。

次に強調されているのは、当面はPixel 8シリーズ独占のAI機能である。今回の目玉は、5月の開発者会議「Google I/O」でも言及されていた「Magic Editor」だろう

消しゴムマジック(Magic Eraser)の発展形であり、単に邪魔なものを消すだけでなく、被写体を移動させたり天気を変えたり、様々な写真加工が可能。まず、Pixelスマホ向けに早期アクセス提供とうたわれていた。

今回は数ある機能のなかでも、被写体の顔を差し替えられる「ベストテイク」に重点が置かれている。先日も「メリーゴーラウンドに乗った家族の写真を3枚撮り、全員をカメラ目線にする」動画がリークされていた

最新の動画では、最終的な出来映えが非常に分かりやすい。頬杖をついたり、アゴを上げすぎたり、少し顔をしかめていた3人の写真が「笑顔でカメラ目線」に改変されており、ディープフェイクとの一線をどこに引くのか物議を醸しそうである。

また消しゴムマジックも改めて強調され、前に別のデバイスで撮影した写真でも使えるとアピール。さらにリアルトーンや通話スクリーニング、Feature Drops(Pixel新機能アップデート)や、他のPixel製品(特にWatchとBuds)との連携にも言及している。

それとは別に、著名リーカーKamila Wojciechowska氏もPixel 8シリーズの公式プロモ画像をシェアしている。

Pixel 8/Pixel 8 Proとも4色展開で、Proは「Bay」「Charcoal」「Mint」「Porcelain」、標準モデルは「Rose」「Mint」「Charcoal」「Hazel」となっている。もはや海外での価格情報も流出しているが、まもなく1ドル150円を突破しそうな円安が国内価格にどう反映されるのか、正式発表を待ちたいところだ。

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