英語ではGoogleサービスとの連携も強化

GoogleのAI「Bard」、画像を用いた質問・回答が日本語に対応。口調も変更可能に

編集部:平山洸太

Googleは生成AI「Bard」について、本日より大規模言語モデル(LLM)「PaLM 2」を加えたアップデートを公開すると発表。さらに、これまで英語でのみ提供してきた機能を40以上の言語および地域に拡大し、日本語でもいくつかの機能が新たに利用できるようになる。

Image:Google

具体的にはBardにおいて、Googleレンズで画像をアップロードする機能、画像を入れた回答をもらう機能、Bardの回答を調整する機能などが日本語で利用可能に。調整機能では、回答の長さや口調を5つ(短く、長く、シンプル、カジュアル、専門的な表現に)から選べるようになった。

Image:Google

また英語のみとなるが、拡張機能となる「Bard Extensions」も公開。Gmail、Googleドキュメント、Googleドライブ、Googleマップ、YouTubeといったGoogleツールから関連情報を検索して表示できるようなる。たとえば旅行の計画の際に、Gmailから全員に都合の良い日付を選んだ上で、リアルタイムのフライトとホテルの情報を検索できるという。

同じく英語のみとして、「Google で検索」機能も利用できるように。「G」アイコンをクリックすると、Bardが回答を読み上げ、それを裏付けるコンテンツがウェブ上に存在するかどうかを確認できるとのこと。また会話の共有もアップデートされ、会話を公開リンクで見られるだけでなく、続けて質問することも可能となる。

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