AirPlayの4倍の低遅延を実現

「iPadをMacの液タブ化」できるアプリAstropad Studio、Windowsに正式対応

Image:Astropad Studio

「Astropad Studio」は、iPadをMacのサブ画面とした上で、液晶タブレット代わりにも使えるアプリとして過去10年以上にわたり親しまれてきた。この便利なアプリが、Windows向けにも正式にサポート開始されたことが発表された。

「最も要求の厳しいクリエイティブワーク」のために設計されたというAstropad Studioは、「より速く、より効率的に作業できる」ことを目的としたアプリだ。現在、何百万人ものクリエイティブのプロが使っているほか、ピクサーやディズニーなど世界トップのアニメーションスタジオで運用されているとの声もある。

昨年AstroPadは、Windows PCをサポートする「Project Blue」のパブリックベータを実施しており、7万件以上のダウンロードを記録したという。今回のアップデートは、製品版へ正式に実装された格好だ。

その使い方は、まずiPadのほかPCやMacに専用ソフトウェアをインストール。そしてUSBやWi-Fiでデバイスを繋ぐと、低遅延かつ60fpsで動作する。これはAstropad社いわく、AirPlayの4倍の低遅延を実現する「LIQUID」と呼ばれる独自映像技術によるものだ。

Astropad Studioは、スクリーンキーボード(iPad画面上の仮想キーボード)、Bluetoothないしアップル純正のSmartキーボードのすべてに対応し、フルキーボード操作もサポートされている。またジェスチャー操作による素早いツールの切り替えやカスタム筆圧カーブおよびスムージング、アプリごとのショートカットも無制限に設定できる。

本アプリは30日間の無料トライアルができ、その後は、月額または年額を課金して利用し続けることができる。MacやPC、iPadの最小システム要件は、公式ページを参照されたい。

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