S9 Ultra/S9+/S9の3モデル

初のIP68対応、サムスンがタブレット端末「Galaxy Tab S9シリーズ」海外発表

編集部:平山洸太

Image:Samsung

サムスン電子は、新たなタブレット端末3モデル「Galaxy Tab S9 Ultra」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9」を海外発表した。一部の国において7月26日から予約開始、8月11日から一般販売を行うとしている。

Galaxy Tab S9シリーズでは、いずれのモデルもDynamic AMOLED 2X ディスプレイを採用し、プロセッサーにはSnapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを搭載する。また、Galaxy Tab Sシリーズで初めてIP68防水・防塵に対応。付属のスタイラスペン「Sペン」についても、IP68に準拠したものとなっている。

ディスプレイサイズは、S9 Ultraが約14.6インチ、S9+が約12.4インチ、S9が約11インチ。シーンごとやフレームごとに階調を最適化させるHDR10+や、60〜120Hzの範囲で自動調整しスムーズな応答性とバッテリー効率のバランスを最適化するダイナミックリフレッシュレートに対応する。さらに16:10のアスペクト比を採用。70%以上のブルーライトを削減する目の保護モードも備える。

Image:Samsung

プロセッサーは上述の通り、Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxyを採用。同社タブレットで初となるベイパーチャンバーを搭載し、ゲームやビデオ編集などの大きな負荷がかかるタスクであっても、優れた熱効率で強力にサポートするという。メモリ/ストレージの容量は、最大でS9 Ultraが16GB/1TB、S9+が12GB/512GB、S9が12GB/256GBとなる。またいずれのモデルも、最大1TBのmicroSDが利用可能。

サウンド面では、約20%大型化したクアッドスピーカーを搭載。AKGスピーカーシステムとDolby Atmosにより、臨場感のあるオーディオ体験を提供するとしている。バッテリーはS9 Ultraが11,200mAh、S9+が10,080mAh、S9が8,400mAhの容量を採用する。

背面カメラは、S9 UltraとS9+が広角(約1,300万画素)と超広角(約800万画素)の2眼構成、S9は広角(約1,300万画素)のみのシングル構成となる。またフロントカメラについては、S9 Ultraのみ広角(約1,200万画素)と超広角(約1,200万画素)の2眼構成を採用し、S9+とS9は超広角(約1,200万画素)のみを備えている。

機能面では、最大3つのアプリを表示できるマルチウィンドウに対応するほか、アプリをフローティングウィンドウとして表示しながら、ホーム画面をフルサイズで表示できるポップアップビューをサポート。デスクトップ表示が行えるDeXモードも搭載しており、別売のBook Cover Keyboardと組み合わせることで、「タブレットの携帯性を最大限に活かしたデスクトップ体験」が実現できるとしている。

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OSはAndroid 13.0を搭載する。通信面ではWi-Fi 6EおよびBluetooth 5.3をサポートするほか、5G対応モデルもラインナップする。外形寸法はS9 Ultraが約208.6×326.4×5.5mm、S9+が約185.4×285.4×5.7mm、S9が165.8×254.3×5.9mm。質量については順に、約742g、約581g、約498gとなっている(すべてWi-Fiモデルの場合)。

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