HomePod miniに次ぐモデルがスタンバイ?
未知のHomePodが開発中? iOS 16ベータ版に裏付ける文字列みつかる
アップルが配布を開始した「iOS 16」の開発者向けベータ版から、「未知のHomePod」らしきデバイスへの言及がみつかったと、海外テックメディアの9to5Macが伝えている。
Siriを搭載するスマートスピーカーとして2018年に登場した初代モデル、次いで2020年に本体を小型化した「HomePod mini」を展開してきたHomePodシリーズ。ただし、市場での評価は芳しくなく、調査会社のStrategy Analyticsによると、アップルのスマートスピーカー/ディスプレイ市場におけるシェアは大きいものではなく、それを裏付けるかのように、初代モデルも2021年に販売終了が告知された。
「未知のHomePod」らしきデバイスについてだが、9to5Macによると、iOS 16のベータ版には「AudioAccessory6」という文字列が存在していたとのこと。初代HomePodが「AudioAccessory1」、HomePod miniが「AudioAccessory5」と内部的に呼称されていることから、このAudioAccessory6は新たなHomePodシリーズのデバイスである可能性が指摘されているのだ。
ただし今回の発見からは、次期HomePodの具体的な姿はみえてこない。以前に著名アナリストのミンチー・クオ氏は、「(次期HomePodは)ハードウェアのデザインに大きな刷新はないかもしれない」と指摘しており、HomePod miniの改良版が開発されている可能性を示唆していた。
一方でBloombergは、アップルがHomePodとApple TVを組み合わせたようなデバイスをテストしていると報じていたが、その登場はまだまだ先となるようだ。
アップルは現在、スマートスピーカーを1機種しかラインナップしておらず、新製品の登場が期待される。音質や機能をアップデートしたHomePod miniの次期バージョンか、あるいはHomePodの後継機種が登場するのか。今後のアップルの出方を見守りたい。
- Source: 9to5Mac