数年来の噂が現実に?
Google初のスマートウォッチ「Pixel Watch」米で商標登録。5月に正式発表か
Googleが準備中と噂のスマートウォッチは「Pixel Watch」と仮称で呼ばれていたが、その名称が米国で商標登録された。正式な製品名としてこの名称が使われ、まもなく発売される可能性が高くなってきた。
米特許商標庁に提出された書類から判明した。Googleの届け出によれば、「Pixel Watch」の商標はスマートウォッチとスマートウォッチ用アクセサリーを対象にしているとのこと。より具体的には「スマートウォッチ、スマートウォッチを収納するケース、スマートウォッチの性質を持つウェアラブルコンピュータ、スマートウォッチ用ストラップ、スマートウォッチバンド」が含まれている。
Googleが初のスマートウォッチを開発中であることは何年も前から囁かれており、社内コード名が「Rohan」とも伝えられていた。最近もリーク画像が流出したばかりであり、そこでは全体的に丸みをデザインやデジタルクラウン(物理的に回せる竜頭)、心拍数や買収したウェアラブル子会社、Fitbitのアイコンなどが確認されていた。
このリーク画像の流出は、ちょうど3月、Googleがユーザーの心拍をモニタリングする技術のデータをFDA(米食品医薬品局)に提出し、審査を申請したと明らかにした直後のことだった。Googleはこの技術のアルゴリズムは心房細動を98%の確率で発見でき、Apple Watch(Fitbitの研究によれば84%)を凌ぐと報告していた。もっとも、この技術が実際にPixel Watchに搭載されるかどうかは不明だ。
Googleは5月11日(米現地時間)に開発者向けイベント「Google I/O」を開催予定であり、その場で次期廉価モデル「Pixel 6a」とともにPixel Watchが発表されるとの噂もある。
もっとも、製品発売までにはFCC(米連邦通信委員会)認証などを通過する必要があり、発表されたとしても、すぐに発売日が確定するとは限らない。
とはいえ、これまでiPhoneと密に連携することで“スマートウォッチ一強”となっていたApple Watchに対して、Pixel Watchは優勢なシェアを誇るAndroidとペアを組むことで、良きライバルとなるのかもしれない。
- Source: USPTO
- via: 9to5Google