まだ身分証明や接種証明書には非対応?

「Google ウォレット」日本でも提供開始。「Google Pay」から順次更新

編集部:平山洸太

Image:Google Japan Blog

Googleは、同社の決済アプリである「Google Pay アプリ」を「Google ウォレット」に変更するとアナウンスした。

アプリは今後数週間をかけて順次公開されるとのこと。使えるようになった端末において、自動更新がオンになっている場合は、自動的にGoogle ウォレットへのアップデートが行われる(オフの場合はPlayストアから手動更新)。

Google PayがGoogle ウォレットに変わるという話は、昨年5月開催の「Google I/O 2022」で発表されていた。その時点では数日で39ヶ国のユーザーが利用できるようになるとしていたが、日本は「Coming Soon」とされており、時期が未定となっていた。そこから10ヶ月以上が経ち、ようやく使うことができそうだ。

なおGoogle ウォレットは、クレジットカードなどの支払い関連だけでなく、身分証明書やCOVID-19のワクチン接種記録、各種チケット、デジタルカーキーなどを一元管理する統合サービスだと案内されていた。そのため、それらの対応のために日本が遅れている可能性があるとの見方もあった。

一方でGoogle Japan Blogでは、Google ウォレットへの変更にあたり、デジタル搭乗券の対応について案内をしているものの、身分証明やワクチン接種記録には触れられていない。すでに記者の端末はGoogle ウォレットにアップデートされているが、こちらを探してみても見当たらなかった。

Image:Google Japan Blog

なお、Googleは接種証明書の追加方法について、日本語のヘルプページを公開しているが、「お住まいの国では Google ウォレットをご利用いただけません」という通知が表示されており、日本の情報も記載されていない。まだ提供開始直後ということもあり、今後対応していくことを期待したい。

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