クイック設定に新しいミキサーを導入
Windows 11の「音量ミキサー」、最新Insider Previewで使い勝手が改善
マイクロソフトが最新のWindows 11 Insider PreviewをDevチャネルで公開し、将来のWindows 11に含まれるかもしれない新機能をユーザーに提示している。そのなかには長年、微妙に使い勝手が悪かった「音量ミキサー」機能の更新も含まれている。
新しい音量ミキサーは、タスクバーのスピーカーアイコンまたはクイック設定メニュー内、もしくはショートカットキー(Win + Ctrl + V)で表示されるメニュー内に表示される。ユーザーはここで音声出力をスピーカーからヘッドホンに切り替えたり、Windows SonicやDolby Atmosなどの空間オーディオ機能を切り替えることも可能。これは、現在のクイック設定がシステム全体の音量調整しか表示せず、出力デバイスを変更するにはいくつかの手順を踏まなければならないのに比べると非常に便利といえるだろう。
この新しい音量ミキサーがいつ頃正式に採用されるのかは明らかではない。マイクロソフトはDevチャネルで試験的に提供する新機能に対して、ユーザーからのフィードバックを分析してさらに改良を加えるため、正式な採用はおそらく今年後半以降になると思われる。
このビルドでは自動カラーマネジメント(ACM)機能も改善され、SDRディスプレイでより正確な色表示になるよう設定を施すことが可能になっている。ACMはNVIDIAのGTX 10シリーズ以降、AMD RX 400シリーズ以降、インテルArc/DG1シリーズ、さらに第12世代以降のインテルCPUの内蔵GPU、Ryzenシリーズの内蔵GPUでサポートされるとのこと。ただしWDDM 3.0対応のドライバーが適用されている必要がある。
ほかにも、ファイルエクスプローラーがWinUI 2からWinUI 3に更新されたり、タスクバー検索の改善など多数の機能改善が最新ビルドには含まれている。
- Source: Microsoft
- via: Ars Technica The Verge