現行スマートフォンの1億800万画素を上回る
サムスン次期スマホ「Galaxy S23 Ultra」、2億画素のカメラセンサーを搭載か
サムスンの「Galaxy S21 Ultra」および「Galaxy S22 Ultra」は、現行スマートフォンの最高峰に位置する1億800万画素(108MP)センサーの広角カメラを備えている。しかし次期「Galaxy S23 Ultra(仮称)」では、それを上回る2億画素(200MP)センサーが搭載されるとの噂が伝えられている。
スマートフォンのカメラでは、画素数の大きさが必ずしも画質に直結するわけではない。サムスン製品でも108MPセンサーは「Galaxy S20 Ultra(2020年発売)」から採用されているが、当初はソフトウェアの最適化が行き届かずオートフォーカス機能にも不備があり、解決にはしばらく時間がかかった。同じセンサーは3世代にわたり搭載され続け、ようやくGalaxy S22 Ultraでノウハウが確立されたように感じる。
韓国ETNewsの記事によると、サムスンは200MPのイメージセンサーを開発完了しており、Galaxy S23 Ultraに搭載する予定だという。このイメージセンサーは、サムスン電子とサムスン電機が30/70%の割合で生産する予定とのことだ。
ただし、このセンサーをGalaxy S23 Ultraに採用することは最終決定ではない、とも付け加えられている。もしも搭載が実現すれば、サムスン製品のカメラ仕様は3年ぶりの「フルチェンジ」となる。またETNewsは言及していないが、おそらく標準モデルのS23は現行のS22と同じく50MPセンサーに据え置かれ、200MPセンサーはUltraのみのプレミアム機能になると思われる。
サムスンが200MPセンサー搭載を検討している噂話は、今回が初めてではない。Galaxy S22世代でも、オリンパスの協力のもと準備中との報道もあったが、結局のところ実現はしていない。しかし、今回の記事で触れられた「サムスン自らが生産する200MPセンサー」はノキアも採用するとの別報道もあり、かなり可能性は高そうだ。
かたや、アップルの次期フラッグシップ「iPhone 14 Pro(仮)」の広角カメラは、現行の12MPから48MPに進化を遂げるとの予想が有力だ。たしかに、画素数がカメラ画質を決定するわけではないとはいえ、この数字上の格差がスマートフォンのシェア争いにどう影響するのかは興味深いところだ。
- Source: ETNews
- via: 9to5Google