また要件未満PCに案内を送らないように
「Windows 12」すでに準備中か。AIを深く統合する可能性
マイクロソフト(以下、MS)がインテルと協力して、すでに次期「Windows 12」の準備を始めているとの噂が報じられている。この発端は、インテル関連の有名リーカー@leaf_hobby氏が、同社の第14世代デスクトップ向けプロセッサー「Meteor Lake」の詳細をツイートしたことだ。
すでに当該ツイートは消されているが、Googleキャッシュは残っている。それによるとインテル社内では、次世代チップがWindows 12をサポートすると言及しているとのこと。The VergeはこのリークについてインテルやMSにコメントを求めたものの、両社はともに拒否したという。
MSはWindows 12の予定を発表していないが、将来的にAI機能の統合を検討している兆候はある。たとえば同社のYusuf Mehdi副社長はインタビューで「Windowsの将来バージョンの開発を始めるにあたり、我々はAIが体験の面で自然な役割を果たすべき様々な領域について考えるだろう」と述べていた。また同氏は、AI機能を備えたBingプレビューの最新情報をツイートしたり、Windows 11のタスクバーにAIチャットが統合されるアップデートも語っている。
こうした発言に先立ち、今年初めのCESでWindowsチーフのPanos Panay氏は「AIはWindows上であらゆることを行う方法を再発明する」とも主張していた。さらに同社のSurfaceチーム関係者も、AIが「コンピュータの使い方や、その形が本質的にどう進化していくかに大きな影響を与えるかもしれない」と述べていたことがある。
Windows 12がいつ登場するのか、現時点では不明である。だが、MSはWindows 10を「最後のWindows」になるとの宣言をWindows 11により撤回した後に、リリースサイクルを3年に戻し、次のバージョンは2024年になるとの噂話もあった。
しかし、Windows 11でも最小要件を満たしていないPCユーザーにアップグレードを提供する珍事(2回目)もあったばかり。メジャーバージョンアップのたびにシステム要件も厳しくなっているが、Windows 12では混乱が最小限に抑えられるよう望みたいところだ。
- Source: Google Cache
- via: The Verge